09/5/28〜5/31
■ 『ジオブリーダーズ/15巻』
ジオブリーダーズ 15―魍魎遊撃隊 (ヤングキングコミックス)
- 作者: 伊藤明弘
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2009/05/28
- メディア: コミック
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高見と雄佳が存在の痕跡を消され、敵の姿も自分たちの立ち位置も見失った社員たちは、散り散りとなって逃亡することを選ぶ。だが、今代の神楽警備保障を『リセット』する策謀は確実に進められ、彼らは最後の決断を余儀なくされる。
『神楽総合警備保障、最後の一日』。
生命そのものを脅かす絶大な危難以上に、強大なる見えざる手により存在そのものが摘まれる恐怖を吐露する田端と。それを抱擁する成沢が身を寄せ合い、体を繋ぐくだり…そしてなし崩しに別離に至る流れが何とも切なく愛おしく。
いずれふたりはどのような立場と関係で再会するのだろうなぁ。
空前絶後の窮地と、まやの驚愕発言。続く展開が猛烈に気になります。
…いや、雑誌連載を読んでいるので分かってはいるのですが…そうか、あれをもう一度目の当たりにせねばならないのか。
不可避の結末を、けれどその先の未来を。それでも待ち望んでしまうのです。
■ 『君と僕。/7巻』
- 作者: 堀田きいち
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2009/05/27
- メディア: コミック
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春弟と彼女ちゃんのドキドキ話や、祐希のやりたい放題脱線バイト話などで諸々笑わせて頂きましたが、今巻の注目はやはり、千鶴の告白を聞いた後の茉咲ちゃんのお話で。
あのヤンチャ坊主な千鶴がもの凄いジェントル王子様っぷりを発揮していて、それが全部好きな女の子のためですよ! しかも片想いの!
でもってメリーちゃんの戸惑いっぷりと、それを全部分かってる千鶴がまた切ないちうか甘酸っぱいちうか! いいね、SE・I・SYU・N ☆<お前が落ち着け
『もうすぐ 春が来る』の地の文に期待していいのでしょうかねアレ? 結ばれぬ青春恋愛もいいのですが、あのふたりには上手く行って貰いたいのですよな〜。頑張れ男の子。そして女の子。
■ 『DOG LAW』
- 作者: 武論尊,上條淳士
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: コミック
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よくある『超法規的組織による悪即斬な勧善懲悪物語』と言えばそれまでなのですが、王道ド直球なシンプルストーリーによって、著者氏のスタイリッシュな作画とキャラ造形が上手く際立っている快作だなと感じました。
いやシンプルとは言いましたが、混迷化する国際情勢と国内治安の悪化を土台にした近未来日本(延長線上に攻殻S.A.Cがありそうな?)というまだまだ彫り込めそうな舞台と物語。そこで活躍する強さと覚悟、もちろん優しさも兼ね備えたアウトローだが正統ヒーローの斐藤を筆頭に、時代の寵児かつ異端児たるD・O・Gのメンバーたちが吼える様は何とも魅力的で。
てゆーか准ちゃん! あのゴイスプロポーションで「5年後にも10代」て! セクシーさで魅せながらも時折見せる少女らしい仕草のギャップが可愛らし過ぎで、もーたまらぬのですよ!
既存メンバーだけでなく、不在ナンバーの存在(殉職の可能性もありそうですが)も気になりますし、いい味を出しているキャスターチームにもまだ活躍して頂きたい所で、まだまだ面白く展開出来そうなのでこれっきりというのはとても猛烈に惜しい作品です。
…まぁ著者氏が著者氏なので(^^;;)時間はかかるだろうと思いますが、刊行は気長に待つのでぜひ続編を!と熱烈に希望します。
■ 『ドロヘドロ/13巻』
- 作者: 林田球
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: コミック
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相変わらず『1つ真実が明かされると、同時に3つ位は余裕で謎が増える作品』で、読む度に新鮮な驚きを味わえますなぁ。そして大筋がほとんど進んでいない気がするのですが、それでも謎が謎を呼ぶ魅力的な世界で登場人物たちが暴れ回る姿を見ているだけで面白い。それが…………ドロヘドロ!
萌え的話としては、能井と心のラブラブっぷりや、ニカイドウの男体→女体への変化の描写とかがステッキーでしたなぁ。
しかしステキ最強は、ふたつの姿を行き来するハルの言動でした。巻末の意外な副業(てかアレがメイン肩書きなのか?)と、そのあまりに自由放題なやり様にも惚れました。悪魔ってのは本当にフリーダムだよなぁ(笑)