虎馬牛@嘘喰い


■ 「事後、生きていれば」の、その先の可能性を妄想。
今週のを読む前に描いていたのですが、読後に見ると妙な痛々しさが倍増してしまったなと?(^^;;)
■ 最近、梶ちゃんを思い出すと自動的に、脳内に『空想ルンバ』がエンドレスで流れて困っています。



■ 出勤したら同僚から「昨日の晩(火曜深夜)にYJ出てたよ」とか言われて、
工エェ(´д`;)ェエ工 ってなりました(死)。でも今日は早起きせねばならなかったので、どのみち昨晩の更新はムリだったという罠。
つーワケで今週のアレ感想。
マジで焼きやがったwwwww …いや失敬。
ですがカールが「GO!」と言うまでのくだりとその後見せた表情には、読んでいて肩周りの皮膚が粟立ちましたよ。正直、恐怖と言うよりは歓喜で。
で、はっと我に返ってその自分に驚いたというか…まぁ流石にアレが現実の出来事で、そんなんを目の当たりにしたら、その恐怖にむしろマジ泣きするのでしょうが。
しかし、別に自分はSでも残酷趣味でもないと思っていたのですが、アレを読んでいた時はかなりの不謹慎顔になっていたと思います。ハングマンの『人主』の時は(その在りようを見て)「相当悪趣味だな」と思ったのですが、本質的な部分で自分もあの外馬連中と何ら変わらないよなという内省。
■ でもこの作品を好んで読んでいる人はみな、内にこういった暗い衝動を抱いているのではないかなぁとも思ったり(キャラクターに等身の感情移入をしている場合は、また違うでしょうが)。
何というか…『「客」としての好奇の視点で見せ物小屋の「世界」を覗く、混沌を睥睨する愉悦感』みたいな?<いや何か違うかコレも<まー何にしても大概悪趣味だよな<という偏った主観に、『みな』とかいう言葉で他者を巻き込もうとする『主語のデカい人』的発言が問題
■ 『等身』としてちょっとリアルに考えると、火傷は辛いですよー。
自分の皮と肉が焼ける音と匂いの後、熱の籠もった痛みが枝のように、神経に食い込むように広がりますよー。すぐにきちんと冷やせないと、あっちう間にに水ぶくれが出来て変な汁が出て皮がベロっとむけますよー。つーか被傷部分がほんのちょっとでも、焼けた瞬間その事実に先ず心が折れますよー。
…まして梶ちゃんの至った、あの経緯と状況による火傷ではなぁ…1分ちょいでは勿論(『拷問具』だし)死には至らぬでしょうが、(多少の修羅場をくぐったとはいえ)『凡人』の精神状態を破壊するには二十分だよなと。
■ そいや梶ちゃんは、今まで危険な目には遭っても、それで身体的に大きく傷ついたことはありませんでしたよな。
今回、自分が足を踏み入れた『世界』がどんな場所かを、痛みをもってその身に刻んだ梶ちゃん。彼の意志と心は折れるのか? あるいはその目と覚悟が『醒める』のか?
人道的視点…と同時にひたすら『愉快』を求める(腐った)心根から、後者であることを願っております<でないと死ぬしな…
■ あと、今は自己批判的な梶ちゃんのカールに対する良識は、どこまでその綺麗ごとを維持していられるのか。もし貫き通したなら、梶ちゃんをある種の『越境者』として見る目が変わるよなと。
つーかカールの先週の「残念だったね」も、単純に「(伝わらなくて)残念だった」のか? しかしソレだと今週の「GO!」と言い放った状況と、合致するような、そうでないような。まぁ何にせよ、カールの振る舞いは単純な『裏切り』ではなく、最終的にはそれなりの整合性をもって(というか読者の心情に納得がいく型にはまるよう)語られそうな気もしますが。
■ あるいはカールは本気で(命を懸けて)『面白いものを見に』来ているのか?
と考えると、彼の言動も腑に落ちたりするのですが<ごく私的な趣味の価値観と解釈ですが
■ ゲーム的には、1ターン目は一見何ら仕込みのないフツーのゲームに見えましたが、ンなわきゃないですよな?<というか種や仕掛けがない『天賦の才』が相手だと、ひっくり返しようがないものなぁ<斑目さんなら出来そうですが、梶ちゃんには難易度が高過ぎる
『雄牛』の洗礼を受けた梶ちゃんの変化も含め、2ターン目以降の展開が楽しみです。てか毎週、来週が楽しみですよ。
■ …もう本当に『夢オチ』でも、ソレはソレで面白そうな気がしてきました(笑)