特番&新番ドラマ。

■ とりあえず視聴できた番組の、思いついた所とかをメモ的に。



トリハダ6
『計画された別れの演出と戦慄』
実際の中身はアレでしたが、そもそも自分を恨むであろう人間から渡されるPCなぞ、何が仕込まれているか分からぬ点からも受け取れないよなぁフツー(笑)
『日常に潜む不条理の確率』
欲得そのものよりも、好奇心が猫を殺す系の延長に待つ恐怖。あるいは「拾得物は警察に」or「怪しければとりあえず通報」が原則という道徳的指導?
カードを見た段階で顛末が予想できるのですが、ダークわらしべ系としては尺相応にいいカンジでまとまっていたような。最後の鍵を開けようとする以降の展開の見せ方が秀逸。
『保身に必要な最低限の代償』
まー上司の態度にも問題はあるにせよ、確かに「自分の能力と状況を客観的に把握することができない、散漫で愚鈍(そして内心の根拠のないプライドは高いクセに、表に現れる態度は卑屈で臆病で自虐的)なタイプが、一番扱いにやっかいだよなぁ」という、中間管理職の恐怖がよく現れていたかと。
続く『持たざる者の恐怖と狂気』もそうですが、想像力と自制心を欠く人間を追いつめると、非合理な場所に不条理な抜け道を造ってしまうのが恐ろしいよなというハナシか?

『天使の中にある恐るべき残酷』
ある意味一番謎だった作品。
自分が抵抗できぬのを知り容赦ない暴力を振るう相手に対する殺意。と共にそれをスルーする無関心すらも、暴力を受けた側からは憎悪の対象になりうる…という可能性を示唆する恐怖なのかなと思うのですが…。
一連の出来事を客観視する映像の焦点がブレたのち、思わぬ場所から風船を受け取る息子(何故か座っている大人から風船を受け取る息子の図が気になり。手から放れたのを捕まえて貰ったと考えると、渡している側が座っている状態なのが不自然)を見て、「コレは何かの映像系叙述トリックなのか?」と思い何度か見返すも、その真意は分からず…単に『風船は息子が驚いて飛ばしてしまい(で、母親も驚いたためにカメラの映像がブレる)、ソレを見た座っている大人が自分の風船をあげただけ』なのか…解説希望。
『無欲で得た悲劇の主人公の座』
この手の『死体処理』のネタを見る度、「根気と時間と道具があって、良心の呵責がなければ、完全処理は容易なのではないか?」と思ってしまう『B級ミステリ脳』が自分に備わっているのを自覚します(^^;;)
で、プロローグとエピローグは、『斧男』を地でいく恐怖…かと思いきや、スレ主はお前かよ〜〜〜wwww
しかしソレがどうしてあの展開に…お礼のコメント以降は便乗犯の仕業なのか、一連の『作業』の間に彼女の情動に劇的な変化が起こった故の結末なのか?
その辺り(特に後者)をつらつらと考えると、なかなか趣深いモノがあります。

相棒 season8
右京さんがツンデレに戻ったと思ったら、何か周囲が微妙にデレになったような気がするという…まーバランスはいいのか?(笑)
体制側に与し、立場によって意思や対応を変えると公言してはばからぬ、新相棒ミッチーとの緊張感はいい具合だなと<んで、また時間をかけて双方がデレていく過程を楽しむ作品になるのか?(笑)

探偵Xの挑戦状
今期から出題編と回答編の前後編放映に。しかし正直(第一話だけ見る限りは)2週ひっぱるほどの内容や謎でもなかったような…前期のように出題編(あらすじ)&回答編で1話完結のパズル的コンパクトさで視聴出来た方が面白かった気がします。
そいや辻真先氏というと、ふと『名犬ルパン』のシリーズを読み返したくなってしまいました。