09/11/10〜11/13
■ 『惑星のさみだれ/8巻』
- 作者: 水上悟志
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: コミック
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佳境を迎えるアニムスとの戦いの中、だが、迎え撃つ獣の騎士たちもまた成長を続けていた。その渦中、夕日にも哀しい別れと最大の試練が訪れ…。
そして『その時』、迷い躓きながらも進み続ける騎士団がアニマの指し示す中空に視るのは、もはや絶望の形成す『ビスケットハンマー』だけではなかった!
変幻自在で強大な力に人の如き知性、更には個としての意思すらも垣間見せた、過去最強の泥人形『マイマクテリオン』との戦いも熱かったのですが、そのシリアス展開の隙間に挟まれる(だが本筋の進行を阻害せず雰囲気を損なわせない)笑いの要素の絶妙さがグッジョブ過ぎです。
てかインコマン! そして八ツ墓ネタで「五千円返せ!!」www
いやもー南雲さん最強伝説! 頼むから死なないでくれ!
「驚愕かつ意気上がる巻末展開だけど、まぁ…フツーそうなるよね」な、あの流れと獣の騎士たちのリアクションがまた最高で。
もー、上手く言えないのですが自分…本っっっ当に! 著者氏のえがき出す物語の流れと人物たち、そして何よりも、それらが生み出す得も言われぬ空気感が大好きですよ。
■ 『戦国妖狐/3巻』
- 作者: 水上悟志
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: コミック
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何だよソレ…何だよぉぉぉぉ!!!(号泣)
けれど、それでも物語は…その残酷ながらも強き意思と願いに満ちた結末と、哀しき全てに抗おうと戦った者の姿をあまりにも鮮やかに強くえがき出していて…輝いていたなぁ…。
かけがえのない仲間を失った姉弟たちの旅はどのように続くのか…続巻が気になります。
■ 『PEACE MAKER/4巻』
- 作者: 皆川亮二
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/10/19
- メディア: コミック
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そこで彼らを待ち受けていた『処刑人』は、かつて一夜にしてひとつの街を壊滅せしめたという『死の魔術師』ピーター・エンフィールド。
ビートと深い因縁を持つエンフィールドとの勝負を制すため、その『魔法』を暴こうと奔走するカイルに『深紅の処刑人』の魔手が迫る。だが、絶体絶命の危機に意外な人物から救いの手が差し伸べられた。
…いや、意外どうこうとかでなく待ってましたというか! カイルとのにわかコンビっぷっりがまた、たーまらーん! もうレギュラーでお願いします!
エンフィールドの圧倒的な存在感と、その謎めく能力。ビートと繋がる過去の因縁。幾重にも錯綜するエピソードが織り上げられた時に浮かび上がる物語の実像は、まるで美しい織物のようでした。
うん…でも今巻(美味しい所は押さえたモノの)主人公が空気だったネ…まぁ面白いのでいいか!<と言い切ってしまうのもアレな気が…(^^;;)<だが、どうやら次巻もビートのターンっぽい?(笑)
■ 『ふたつのスピカ/16巻』
ふたつのスピカ 16 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 柳沼行
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/10/23
- メディア: コミック
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きっかけと夢をそれぞれの胸に、あこがれの場所を目指して出会い、学び、戦い、手を取り、ひたむきに宇宙を目指して頑張ってきた仲間たちの物語が一つの終わりを迎える。
けれどあすみたちの歩みは止まらない。ふと星空を見上げる時…きっと自分はそのことを思い出す。
夢の、ひとつの到達点。それを迎えた仲間たちの『その後』は、終幕の寂しさではなく、まだまだ先へと繋がってゆく希望を感じさせてくれました。ありがとう。みんなを思い出す時、きっとまた、まだ、自分はみんなを応援しています。
あと…『ウサギさん』は彼だよな、きっと。「『ライオンさん』があすみを導いたように、今度は彼があの子の手を引いてあげる未来が来るのかなぁ…」と思うと何とも切なく、けれど温かい気持ちになったりします。
時は流れて別れは避けられなくとも、先へ、その先へ、もっと先へ…人も時間も続いていて、宇宙は頭上にでっかく広がっているのです。
著者氏が次にどんな物語をえがいて下さるか、心待ちにしております。
■ 『猫mix幻奇譚 とらじ/3巻』
- 作者: 田村由美
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: コミック
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ともあれ、良くも悪くもその生真面目な誠実さで、とらじとの親密度もじわじわと上がって来たような。そんなパイ・ヤンのことを、幼い頭と体で考えたり感じたりするとらじは、今巻でも愛らしさ炸裂。
今巻お気に入りは、華麗に見参した『ミラクル三銃士』との冒険譚でした。
4匹による猫ならではな活躍っぷりにメロメロでしたよ。各々のいかにもな口調がまたたまらんのですよな〜。あー、猫可愛い!
『2足歩行で人間的な言動をする猫』の姿を見ていたら、久しぶりに『赤々丸』を読み返したくなりました。
■ 『町でうわさの天狗の子/5巻』
- 作者: 岩本ナオ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/11/10
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既に噛ませ犬ポジションが決定していそうな、お見合い相手(過去形)な栄介の登場により、秋姫と瞬ちゃんの関係は変わるのか? 今後の3人のやりとりが今から楽しみです。
■ 『とりどりことり/2巻』
- 作者: 竹田エリ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/10
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特に動物系は新メンバーも増えて、「コレってテコ入れなのか、ネタに詰まった結果なのか!?」と思うようなカオス具合です。
まぁ、面白いのでコレはコレでいいと思いますが。でも個人的には『修行旅行』のような、いかにもっぽい学校ネタがもう少し増えるといいなと。
あと、和田先生と若葉さんのネタが好きです(いや、カップリングという意識ではないのですが、何やら心惹かれる関係だよなと)
■ 『きのう何食べた?/3巻』
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/10/23
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というワケで、相変わらず読んでいると猛烈に腹の減るマンガです。
でもってこの本片手に料理をしたくなる罠(24時間営業のスーパーが近所にあったら危なかった…)
あ、自分はアレだったらミソ派です。てーか銘柄によって、味噌か塩か醤油かが変わるよな〜。
ちなみに銘柄そのものだったら、日清のラーメン屋さん(袋)がイチオシですなー。ラーメンとパスタは太麺に限る!(個人的嗜好)
■ 『夢幻紳士 回帰篇』
- 作者: 高橋葉介
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/10/23
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『怪奇篇』のセルフリメイクとのことで、オルジナルと比較してみたくなったのですが、押し入れのどの箱に入っているのか分からないという…orz
しかしリアルタイムで『怪奇篇』を読んでいた頃は特に幼女萌えではなかった自分が、現在では今やすっかりアレな感じなのですが、ソレは著者氏もそうではないかと思うような描写具合だよなぁ(笑)…とかいう失礼な(だが存外的外れでもなくないか?)感想。
ソリャソレとして、来訪客な女性の唇を見ていたらば、ふと山田章博の初期マンガ作品を読みたくなりました。とかいう私的印象。