難民探偵

難民探偵 (100周年書き下ろし)

難民探偵 (100周年書き下ろし)

就職難民 ミーツ 難民探偵。
短編作品レベルの謎を、キャラクター描写の妙味でハードカバー(348P)1冊分にまで膨らませて保たせ切った力業。
…というワケで読んでいる間は面白かったのですが、読み終えてみると、「うん、でも別にこの『内容』だったら、ソレを書くのは著者氏でなくても良かったよね?」という印象で。
あー、でも著者氏の記述だからこそ「ナメんな金返せ! ちうか時間を返せ!」とならなかったのかもなぁとも思ったり。