10/4/29〜5/9

■ 「何でこんなに溜まって!?」と思ったら、先週サボったせいでした(自業自得)



■ 『12月生まれの少年/2巻』
12月生まれの少年(2) (バンブー・コミックス)

12月生まれの少年(2) (バンブー・コミックス)

手の届く範囲、すぐ傍にある『せかい』。それは観測者の想いと願いによって自在に広がりも狭まりもする。
少年少女がソレをじっと見つめる時、そこには隠された真実が見出されたり、美しい幻想が現実へとすり替えられたりする。あるいは、その逆もまた。
…のはソレとして、サボテン遊びとかキャラメルの口内密輸とか、「あーやったやった!」と思うエピソードを見ると、「アレ、自分が彼らの年だった頃は、自分もこんなに自由な心でいられたんだっけなぁ?」とか思って遠い目になってしまうワケで…まぁ、今は今で『大人だから楽しめる自由』ってのがあるよな。

■ 『のだめカンタービレ/24巻』
のだめカンタービレ(24) (KC KISS)

のだめカンタービレ(24) (KC KISS)

本編終了後の日本で、R☆Sオーケストラとオペラを軸にした番外編が開幕。
初期を彷彿とさせるドタバタっぷりと、『その後』の面々&ニューフェイスの活躍が愉快な新作は、相変わらずの安定した面白さで一安心。
しかしぶっちゃけ、一番笑ったのは巻末の菊池ネタ。
「銃刀法のある国へ行こう!!」で腹筋が千切れました(笑)

■ 『ぱにぽに/14巻』
ぱにぽに 14 (Gファンタジーコミックス)

ぱにぽに 14 (Gファンタジーコミックス)

何つーか…著者氏の『出たとこ任せで投げっぱなし』なノリが、スゴい洗練されてきた気がするのですが。何が起こっているワケでもない適当なネタの数々がオモロくて仕方がありません。どれが、ではなく、全体的に。
そしてベッキーの可愛さはもはや辛抱たまらん犯罪レベルに…もういい、自分は二次元ロリを愛でながら誇り高く死んでいく!<そんな栄光はない
はなまる幼稚園』とのコラボは、あんなに作風が違うのにその親和性の高さにビビりました<でもノリはぱにぽに寄りだったかも?
あと、割と平板でマンネリがちな日常を打開するために、自分もリアルで『ミラクルボタン』を実装したいなと思う昨今です。
でもアレは、その結果を当事者が観測できないから今イチにゃ〜…って、ソレってそれこそリアルによくある話だよな?(『うっかりした言動により、どこかで意外な影響が』とか…バタフライ効果?)

■ 『ラブやん/13巻』
ラブやん 13  (アフタヌーンKC)

ラブやん 13 (アフタヌーンKC)

素敵メガネでおぼれっ子(未遂)な娘さんが、どんどんおかしなキャラクターに…やはりラブやん時空ではまともな感性では生き残れないのかと(過酷!)
いやソレどころではなく! あの超絶ラヴなロリやんが再臨ですよ兄貴ィ〜っ!<って誰?
かかかかわいいなぁやっぱ! だがそんな子羊ちゃん(笑)があのカズフサと一つ屋根の下とは…今後の(色々な意味で)鬼気迫る展開が気になります。
でもって「あの頃」の才能を取り戻したラブやんは、果たしてカズフサを何処かの何かとつがいにすることは出来るのか!? <せめて『誰か』って言ってやれ…<いやでもオチ的にそんな風になりそじゃね?
そいやこの作品も気付けば長期化してて、過去のその場その場ではデタラメに見えたアレコレが、けれどちゃんと蓄積しててその経過が現在展開の面白さへと転換されいるよなぁとか思い。そろそろ一度最初から読み返したいのだがなぁ…時間が…orz

■ 『あさりよしとお短編集 毒入り/カプセル篇・錠剤篇』
あさりよしとお短篇集 毒入りカプセル篇 (リュウコミックス)

あさりよしとお短篇集 毒入りカプセル篇 (リュウコミックス)

あさりよしとお短篇集 毒入り錠剤篇 (リュウコミックス)

あさりよしとお短篇集 毒入り錠剤篇 (リュウコミックス)

コミックス未収録作品を収めた短編集? しかし読んだら結構「あ、昔どっかで読んだ」と思う作品が…つか『メッチェンファウスト』ってあそこで終わってたのか。
麻雀ネタの2本は完全に初見ですげぇ笑いました。今度から自分も宮本武蔵を「みやむー」と呼びたいと思います(笑)
しかし脱衣麻雀(特にアケ筐体の)は、本当にイカサマだよな…注ぎ込むだけ注ぎ込んであと1枚!という所で1巡目に地和で上がられた時は、本気でモニタを叩き割るかと思ったもんなぁ…(遠い目)
『重箱の隅』で描かれているのは確かに15年前の状況なのでしょうが、今読んでも「あ〜」と頷けるコメントが多く、「ソリャきっと、現在でもいまだ作中当時の本質的な問題が全く解決されていないからなのだろうなぁ…」とか思うと、口から虚ろな笑いが漏れてきますな(^^;;)

■ 『ひぐらしのなく頃に 皆殺し編/5巻』
ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 5 (Gファンタジーコミックス)

ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 5 (Gファンタジーコミックス)

強固な悲運の檻から沙都子を救い出せた歓びも束の間、『時報』は鳴り響き、梨花の命運は全ての終わりへと時を刻み始めた。
悪化の一途を辿り進行し続ける暗澹たる状況。けれどその中で、これまでの戦いを経て深く強く結ばれた部活メンバーたちの結束が印象的な説得力で描かれた巻でした。
にしても、著者氏の描写力は本当に進化されたなと改めて感心したり<…とか、上から目線の物言いで陳謝<いやでも正直、本当に1巻の時は「ダメかなぁコリャ…」と思ったものですよ(^^;;)
『絶望』の他に言葉が出てこない終幕。けれど決してそれだけでは終わらぬ物語。全身全霊をもって未来へと手を伸ばす彼らが見せてくれる奮戦の光景がどのようにえがかれるのか。著者氏を信じて心待ちにしております。

■ 『うみねこのなく頃に Episode2/3巻』秘めた情熱に花開いた恋は、寄り添うふたりの愛の中に永遠を結実させた。
その至福を総身に纏った紗音は凛として気高く、相対する魔女の脅威にも臆さぬ彼女の美しく誇り高き姿には、ただ見惚れてしまいました。
そして、あの極限状況で渾身の力とありったけの想いを振り絞った朱志香の恋には目頭が熱くなりました。
うわー、本当に『恋』の物語だよなぁEp2! 対極(てか裏面?)のEp5を読み返したくなりましたよ。

■ 『うみねこのなく頃に Episode3/1巻』スゲぇ…成人男子を子に持つ中年女性が、ここまで萌える漫画があったろうか…っ!?
ピチピチなエヴァトリーチェ(現在は未満)の少女で強気なセーラー服姿も萌えるのですが、絵羽の挙動の愛らしさはソレを凌駕しているという…てか、このエピソードは幼少期から年代をシフトして経過を(しかも絵で)見られる点にもまた心を掴まれるよネ! 経年『劣化』ではなく、むしろ『進化』。
少女と言えば、過去ベアトや楼座にも猛烈に胸キュンで、「何この『あの頃君は若かった』祭り!?」とか思いました(笑)
あと秀吉の漢らしさと包容力にマジ惚れますわ。中肉中背チョビヒゲの中年オヤジがここまでカッコいい(以下略)

■ 『うみねこのなく頃に Episode4/1巻』ひぐらしアンソロの頃から密かに注目していた宗一郎氏がついにメインの語り手として登場。しかもEp4て! 著者氏の筆による縁寿たんが見られるなんて…シ・ア・ワ・セ ☆(有頂天極まりない)
いやもーホント、どこを見ても凛々しく愛らしい縁寿たん(特にシリフトモモの脚線美が!がねっ!!)の活躍で、何度も何度も随所を読み返してしまいましたよ!<粘着具合がキモい
という絵的な萌えも200%補充されつつ、シーンの切り取り方や間の取り方が相変わらずツボをついて来るよなぁと感嘆の溜息が出ました。
巻末パロのノリもまた自分の好みなのですよな〜。「ヒャッハ 殺られる」とか、「あ 痛っ」とかも〜ね〜! マジたまらんスよ。
そんなワケで、一刻も早い続巻のリリースを熱望。

■ 『ミカるんX/5巻』
ミカるんX 5 (チャンピオンREDコミックス)

ミカるんX 5 (チャンピオンREDコミックス)

1周して学園展開に回帰しつつ、新たな敵と強烈な味方(?)を迎えた新シリーズが本格始動。手を変え品を変えイメージを塗り替えつつ芯は貫き通して、いつも読者を楽しませてくれる作品ですよなー。
同類かつよりパワフルでエゴイスティック(でもって下品w)な安生の猛烈な活躍も凄かったですが、それにより新たな一面を見せてくれたミカと、そんなミカとるんなの関係進展なども興味深い巻だったなと。
それから、さりげなミカと臍矢の友情が良い味わいでした。
今巻もまた他作品の懐かしい面々がカメオ出演していたのも嬉しいネタで。
しかし北京市長が『シンシア・ロウ』で大人な姿だったので、「アレ?時間軸的に未来なのかな?」と思っていたら、後の文化祭ではちっさい姿で現れていたのでビックリしました。まーそのものが出演しているのでもなさげだからなぁ。
あ、「謎の黒いトンガリ頭のお助け宇宙人の正体はみわちゃんで、かつ雷帝本人だったりするのかなぁ?」とかいう適当予想をメモ。いやアッサリとスカされそうですが(笑)

■ 『電撃テンジカーズ/2巻』
電撃テンジカーズ 2 (電撃コミックス EX 75-6)

電撃テンジカーズ 2 (電撃コミックス EX 75-6)

『今、天竺に最も遠い西遊記!』という帯コピーが全てを物語る作品。てか、早速『西遊記』である意味すらないよな(笑)<だが面白いので全く問題ナシ!
1Pに1回どころではなく軽く3、4回は笑える上に、ソレが全ページに渡り続くので、読後の疲労がハンパないです。間断なくギャグを挟みながらシチュエーションコメディを繰り返しているので、破壊力が尋常じゃないという…危うくやっと治った右胸筋の痛みがぶり返す所でした(^^;;)
今巻は触手村の回と、『コンビニの文字の最初に「ロリ」、最後に「本」とか落書き』で、目からウロコどころか様々なモノがこぼれ落ちました。
あと『逆から読むとエロくなる文章』ネタ。隙間なくびっしり書かれたB5用紙5枚分て…著者氏の奇才っぷりは天井知らずで大気圏突破&時空ワープで異世界制覇級だな。心の底から尊敬しますよマジで!(性徴期の少年の目で)
沙悟浄の堂々としたクールエロっぷりには「師匠!」と呼びかけたくなる漢らしさを感じます。とか思ったら、我が心の永遠の師匠である音速丸が大活躍の『ニニンがシノブ伝』を猛烈に読み返したくなってたまりません。が、その前にコレの1巻を読み返そ〜っと!<時間ないんじゃ…<そんなモンは作るんだよ!(一人マッチポンプな言動)