10/5/20〜5/23

■ 『兎/12巻』

兎―野性の闘牌 (12) (近代麻雀コミックス)

兎―野性の闘牌 (12) (近代麻雀コミックス)

サルとタンチョウが出オチ過ぎwww
ってのはさておき、明(ジャッカル)のお当番巻。著者に愛されてるよなぁ…てか自分も愛していますが(キモい)
D・Dとの真っ向勝負でも曇らない、彼女の誇り高く真っ直ぐなバトルが熱かったですよ。そりゃアマンダ(覚醒後がまたかわゆうて!)も落ちるて(笑)
いっそ清々しいまでの天然さ(笑)な柏木とのコンビは、きっと麻雀を卒業しても続いてゆくのだろうなと思うと、コレまた微笑ましい気持ちに。
そしてついに俊とD・Dとの直接対決が実現。諸々が終幕へと折り畳まれてきたように感じる展開ですが、まだもうひと、ふた波乱を期待しております。

■ 『PEACE MAKER/5巻』
PEACE MAKER 5 (ヤングジャンプコミックス)

PEACE MAKER 5 (ヤングジャンプコミックス)

ニコラの出生の秘密を求めて訪れた城塞宗教都市・スカイタルカス。だがニコラ自身に秘められた更なる秘密が明らかになった時、恐るべき企みにより街は戦火に焼かれ、仲間たちはその渦中で分かたれた。
今回もミクシーさんの漢前過ぎる大活躍にはマジ惚れましたよ。誠意と勇気と包容力…あれぞ本物の淑女だ!
重要な所はきっちり押さえつつも空気感が否めないホープですが、『自身が光を放つのではなく、彼に感じる『光』を周囲の実力者や観測者たちが表現することで、読み手にも彼の輝きが伝わる』というワンクッション置いた魅力も、コレはコレでありかもなぁと思いました。
ニコラの視点を通した絶望と、そこからホープが成した救済の説得力…あの「……大好き!!」の一言の重みがホープの存在感をも語っていたよなと。
とか言いつつ、そんなホープの彼自身も知らぬ秘密なども少しずつ明らかになってきて、そろそろホープそのものが前面に押し出されてくる展開になってくるのかもなぁと。
敵も味方も個性的で魅力的な人物が登場するこの作品。次はどのような出逢いと熱いガンファイトを見せてくれるのか楽しみです。

■ 『さよなら絶望先生/21巻』
さよなら絶望先生(21) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(21) (講談社コミックス)

amazonが敷いてくるシフト(おすすめ商品)は、いつも微妙にタイミングが遅いです。もう買っちゃってるって(^^;;)
本編では正直特に気を惹かれないカエレですが、表紙のセ○ムンっぽい髪型&ハイカラさんな姿にはかなり萌えました…いい!
今巻はオーバードライブが一番笑いましたが、男女双方への完全サービスを成した『たくし湯』と『源泉徴収』のコンボが秀逸だったなと。限りなく頭悪そうな『しもねた祭り』は、ちょっとノーカットで読んでみたかったです。あと、大浦さんとうろペン(♀)に乳首券が発券されてて笑いました。だが何でソコ?(笑)
でもって晴美×千里(逆でも可)の信者を増やしているであろう描き下ろしネタが今巻も収録。いやもうホントに心の底からときめくな〜! このまま小ネタ定番化→1話描き下ろしの流れにならぬかと!

■ 『人形宮廷楽団/4巻』
人形宮廷楽団 第4巻 (花とゆめCOMICS)

人形宮廷楽団 第4巻 (花とゆめCOMICS)

公爵殺害の罪を着せられ追われる身となった楽団一行は、『黒の聖譚曲』を求めて反女王派である元老院への潜入を試みるが、待ち受けていた4人の執政官たちは、エレスを人質に難題を架してきた。
全体的に高速での『畳み込み』が始まっているような印象。展開が早いのは悪くないのですが、随所が説明&要約的な語りで余韻に欠けるため、読んでいて今ひとつ乗り切れなかったのが残念な所だったなと。
次巻で完結とのことですが、『女王(コーディエ)救済』にどのような形を取るのか、そして落とし所をどの辺りに持ってくるのかが気になりますな。

■ 『星は歌う/8巻』
星は歌う 第8巻 (花とゆめCOMICS)

星は歌う 第8巻 (花とゆめCOMICS)

素直じゃない聖と、心の欠けた千広。咲の大切な人たちの胸に芽生えた嫉妬が結ぶ、それぞれのかたち。
意地っ張りで強気な聖の、喜怒哀楽豊かな『恋する乙女』っぷりを「可愛いねぇ…」などとまったり眺めていたのですが…巻末収録の沙己との出逢いの話を読んで、「ななな何ですとぉっ!?」と急激に着火&大爆発。
いやそんなカンジだろうと予想はしていたのですが…きちんとエピソードとして読むと何この激萌え話!? ナマイキ絶頂小学生時代のあの萌え可愛さを前提にするとしないとでは、現在の話の萌えっぷりに天と地ほどの差が生まれますよ! 明らかにエピソードの収録構成を間違えてますよ!
時間が育む歳の差で家族(あるいは親族ないしは友達以上恋人未満)的関係からの恋愛意識の芽生え→ラヴ成就の物語は、熟成を連想させるための時系列が大事なんだYO!<こだわりがキモい…
つーワケで、あの番外編を『起点』と認識した上で、ここまでのふたりのエピソードを読み返して来ますヨ! (`・ω・´)ノシ

■ 『LOVE SYNC DREAM/1巻』
LOVE SYNC DREAM(ラブシンクドリーム) 1 (リュウコミックス)

LOVE SYNC DREAM(ラブシンクドリーム) 1 (リュウコミックス)

宙(そら)から振ってきた謎の卵が、脆弱な日常の殻を破り未知への扉を開いた。それはどこかで見たことがあるような、けれど不思議なのに懐かしい冒険の始まり。
エリカ・イン・ワンダーランド…そう、落ちて壊れたハンプティ・ダンプティは、もう決して元にはもどらない。
ポップ&キュートでクールなデザイン…著者氏が『女・大友』(実際の性別に関係非ず)と呼ばれたこともある時代(前世紀)に流行ったような陳腐な文句ですが、あの造形や描写にの画的な美点を簡素かつ端的に賞賛しようとすると、やはりこの形容になってしまうなぁと。
人物や生物や植物などの有機、建造物や機械や小物などの無機、そしてロゴに至るまでの丹精で緻密な(だが『遊び』はあっても『無駄』がない)作画と画面構成。しかも今作は写実(な作品の方も好きなのですが)ではなくデフォルメ寄りのテイスト。自分が著者氏を愛する要素で満ちた1作で、しかも以下続巻。うわー…幸せだなぁ。
シナリオとプロットはフランスのシナリオライターとのことですが、藤原氏のアレンジもあってなのか、違和感のない作りでコレまたいい感じです。
ところで随所のヲタ的小ネタはどちらの手になるモノなのか…やはり藤原氏
あー、何か久しぶりに『チョコレート・パニック』を読み返したくなった!<だが押入のどこかで失踪している…orz

■ 『ムダヅモ無き改革/4巻』
ムダヅモ無き改革 (4) (近代麻雀コミックス)

ムダヅモ無き改革 (4) (近代麻雀コミックス)

天が轟き地が裂かれる、最強教皇vs最大独裁者な疑似ハルマゲドン…って、いや色んな意味で反則過ぎるだろ『スーパーアーリア人』はwww
今巻もバカ展開(絶賛の形容)&熱過ぎるノリに激しく燃えました。
久々に首相のターンが回ってきた所での次巻への引きで、続きがものごっつい楽しみです。
そいや未だにOVAを視聴できてないなぁ…早くどこかのレンタル屋の会員にならねば…<近所にあった所が潰れて以来、あらゆるモノがレンタルできずに脳内の視聴予定リストに死蔵されている…(死)

■ 『惑星のさみだれ/9巻』
惑星のさみだれ 9 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ 9 (ヤングキングコミックス)

すべてのはじまり。ふたりのはじまり。そして、魔法使いと姫と魔王と従者と騎士たちの…『最後の戦い』のはじまり。
人生はすぐに答えの出ぬ難問の連続で、それと向き合う度に心の中にはいくつもの『宿題』が残される。一つを解いてはまた新たな問題が生まれることの繰り返し。それは太陽だけではなく他のみんなにも…そして読み手である私達にも訪れる試練だ。
それでも考えて悩んでもがいて泣いて、時に誰かの力も借りて手を繋いで抱き合って笑って。がむしゃらに進み続けることで見えてくるモノは決して少なくはない。そうした中から不意に、気付けば『宿題の答え』は生まれていたりするのだ。
健やかなる時も病める時も、共に戦い続けてきた彼らの固く繋がれた手から放たれるのは、『流れ星の矢(ネガイカナウヒカリ)』。
まるで遠い祈りのようにも見える名の技は、けれど決して運を天に任せるような曖昧さではなく、信じた未来を自らの手で射抜き勝ち取ると誓う強さに満ちた力。
仲間と未来を信じて何者にも立ち向かうと決めた戦士たちに、どうか祝福のあらんことを!
それにしても、今巻も南雲さんは最高でした。てか今までのダンスとの小ネタ的やりとりが、全てあの瞬間に集約されてるて! かかかカッコ良過ぎにも程があんだろ〜〜〜!!!(絶叫)
その点も含めて巻末59話は熱かったですよ。最後にサブタイが入る下りなんかはもう鳥肌モノで。
次巻はついに最終巻。何度でも繰り返し笑わされ泣かされて、そして心震わされてきた物語の終わりを、名残惜しさを噛みしめながら待ち焦がれております。

■ 『魔法先生ネギま!/30巻』
魔法先生ネギま!(30) (講談社コミックス)

魔法先生ネギま!(30) (講談社コミックス)

現在進行中の本編に劣らず燃え&萌えな過去話の、大作映画的な(仮初めではあるにせよ)ハッピーエンドには、クルト同様に熱い涙が流れましたよ。アリカ姫さま〜(T▽T)
その後の敵襲による急展開での、古菲→楓→刹那→ユエ…で、トドメの竜宮な流れのバトル展開での、女子ズの連続勇姿の超コンボ展開にも、猛烈に萌えつつ燃え尽きました。愛らしくてカッコいい…戦う少女は美しい!
その合間でさりげに光る、千雨や朝倉やのどかの知的活躍。そしてその他のあれこれな人々にもさりげな見せ場を用意してくれる…本当にこの作品は、これだけの大量の登場人物を(スポットライトが当たる量に差はあれども)よく魅せてくれるよなぁ。こういった混戦時の描写では、特にその捌きの上手さが見えて心底感心しますよ。
あと、ユエを呼び捨てに(なれなれしく)したパルに怒るエミリィがさりげに可愛い&萌えで。
そいや自分は『負け犬屈折系萌え属性』なのですが…クルトには萌えを感じないのは何故だろうなぁと。設定やルックス(特に髪型)は申し分ないのに…本当に何故だろう?