情けは人のためならず@嘘喰い


■ 逆の立場から言えば、『君子危うきに近寄らず』(笑)
■ 『どうして どうして僕たちは 出逢ってしまったのだろう』
…という、だが浪漫を度外視しリアル体験としてどうするかを真剣に考えてみると、存外こんな顛末になるのでは?
などと、現実生活に於ける『スルー力』の偉大さを考察する試み(嘘)
■ そいや梶ちゃんを引き込んだ斑目さんの思惑や感情がどの辺にあったのかは、作中では依然謎のままですよな。
まー、そういった辺りこそが二次創作の出番なのか?



■ UP時はもう木曜朝なので、今週の194話感想。
■ 嘲るような笑みを浮かべ、『悪魔』は笛を吹き人々を踊らせた。
断崖での狂乱…その死の舞踏を『死神』はまだ、ただ沈黙のまま眺めている。
■ ここ暫くはカードゲーム展開の虜となりすっかり視野が狭まっていたため、この『勝負』そのものの在り様が内包する本質的な仕組みについて考えることを完全に忘れ去っていました。
…という自分に今週の展開を見て気付き、同時に今回の『賭郎勝負』の痛快な構造に狂喜しました。
わはー、そうだよ! 『Lファイルの情報を使い真犯人を暴く』ってのは、つまりはそーいうコトだよな!
賭郎の根幹(信頼性)を損なうを企てに、他でもない賭郎を協力させてたのか…いや本当に「何て事を考え、実行するんだ」よなぁ斑目さんは。
痛快過ぎでしょコレは! もし「で、アンタ何がしたいのよ?」という根本的な疑問を投げかけて、「や〜…でも面白いでしょ?」とだけ答えられたとしても、コレなら納得しかねないというか(笑)
■ そして「賭郎が取り立ててんだから、犯罪の証拠なんざもう残ってなかろう」という先入観が無意識の根底にあったなと気付いたワケですが…いやホント、斑目さんはどんなルートと手段を使って、あのアリバイとやらを見付けてきたのだろうなぁ?

■ で、当然のように賭郎側からはNGが出されて阻止部隊のおでましなワケですが、この妨害展開は主調整室襲撃を危惧していた弥鱈だけでなく、無論斑目さんも想定していたものだと思います。
が、斑目さんはこの『事態』は想定していたにせよ、ソレ以前てか事前に、弥鱈(が実際には来ましたが、要はこの勝負の立会人になる人物)が『組織の決定に逆らってまで職務を遂行する人物か否か』は分からなかったワケですよな。
そこを自身の『計画』の中に、どういう意味を持って織り込んでいたのか?
弥鱈が職務を遂行してもしなくても、どちらの展開でも構わないor対処できる『計画』だったのか。あるいは彼が職務を遂行するようにし向ける、何らかの手を打っていたのか?(その辺りは割と後付けで語られたりするかもな?)
■ つーかこの『NG』も、判事が出したのだろうかどうか?
そいや弥鱈は事態の致命具合を認識してもなお、門倉のように判事に『相談』はしなかったなと(この辺りもひょっとしたら後付けで(以下略))
■ ともあれ、実状としては組織の決定よりも自身の職務遂行を選んだように見える弥鱈…かつて『強者が破綻する姿以外に興味がない』と嘯いた彼は、自らの主であるお屋形様すらも、その嘲笑の範疇に想定していたモノかどうか。
わー…もしそうだとしたらばアナーキーにも程があるってか、そうだと超絶にオモロいので、そうであってほしいなぁという偏った個人的嗜好(笑)
■ ああ『NG』と言えば、この案件に『NG』を出したこと自体が、もう既に賭郎の在り様(組織存在としてのアイデンティティ)自体に疑念を抱かせる(てか自己矛盾を孕ませる)ものだよなと<だからこそ、賭郎内でも意見が二分したのだろうなと?
『迷宮』の時は条理を破ることでかろうじてその危機をクリアしてたのにねぇ。
しかも今回の場合は『賭郎勝負』が成立しても阻止されても、どちらも賭郎という組織の矜持を大きく傷つけるという二重罠…いやー、本当に酷いことを考えるなぁ斑目さんは。グッジョブ(笑)

■ さて、そんな弥鱈の前に立ち塞がるのは、阻止部隊を率いて登場した八號立会人・能輪巳虎。
壱號立会人の能輪と同じ姓ですが、分かり易く親族なのか、あるいは単に同姓なだけなのか。
以前ネタのコメントで、『賭郎にも『世襲制で代々お屋形様に仕える立会人』はいるのだろうか?』とか書いたのですが、彼らがそうだと面白いよなと思いつつ、「だとすると巳虎も将来的に頭髪が…」と余計な心配もしたり(笑)
■ 同姓といえば、それどころかあの瓜双子具合の夜行さんズも、未だにどういう関係なのかは謎のままですよな<外伝にしても本編とは微妙に異相っぽいしなぁ?(夜行Bの傷の件とか)
■ まぁその辺はさておき、『八號』というのは結構な実力者っぽいですが、過去の『暴』を思い返すと、弐號の夜行さん、拾號の目蒲、拾陸號の門倉、28號の弥鱈、そして九拾號の櫛灘がアレ(笑)なワケですが…とか並べてはみたものの、あまりピンとこないなぁとか。壱号の能輪さんもあんな感じだし、参號の判事の『暴』は謎だし。
てかむしろ、『暴』に関しては弥鱈の活躍如何で『號』の格付けの意味合いが大きく変わりそうだよなとか思いますよ。
■ あ、『内閣暗流諜報捜査室』の略称が『暗諜』ではなく『暗謀』になっていましたが…最初に出た時も『暗謀』でしたっけ?
てか、『謀』の字はあの正式名称のどこから出てきたのん?

■ で、状況を俯瞰すると、今描写されているのは3ターン目終了時の舞台裏での出来事。この段階で弥鱈は職務を徹底する素振りを見せ、それを阻もうとする巳虎と対峙しています。
■ が、リアル時間は6ターン目のゲーム終了時。その時点では放送が中断されたあげく、立会人風のスーツを纏った人物が「死んでる」と認識されるような状態で行動不能に陥っている…といった状況です。
■ 『放送中断』が意味するものは、阻止部隊による主調整室の陥落か。弥鱈の死か…あるいは彼の裏切りなのか(いやでも彼の立場を考えると『裏切り』ではないのか)
『その身に凶刃を突き立てる者』というモノローグが示すのが、『弥鱈が賭郎に』なのか『賭郎が弥鱈に』なのかは判然とせず…未だ闇の中に沈む『既に失われてしまった時間』に、何が起こっていたのか?
横たわる『ミッシングリンク』の全容が語られ終えた時に、果たして斑目さんの『狙い』とやらは明らかになるのか…。

■ しかしマジで賭郎内の『斑目被害者』は増加の一途を辿ってるよなぁ…って、『もうすぐ自分のものになる』とか言ってる組織(未来の部下)を、自分で喰い荒らしてどうするのよ斑目さんは(^^;;)
やはり賭郎には斑目保険が必要だよなと思うのですが(笑)