10/8/24〜8/27

■ 『うみねこのなく頃に Episode2/4巻』

真里亞の天使っぷりが愛おし過ぎて、目と鼻と口から吐血しそうになりました。いやマジで。そして楼座のダークヒロインっぷり極まるアクトレスっぷりにも惹かれるなぁとか…恐るべし母子。
でもって嘉音(偽)の無駄なエロさに吹きました<いや笑う所かソレ(^^;;)

■ 『Waltz/2巻』
Waltz 2 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

Waltz 2 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

『初めてのひと』に命を懸けさせられたと思ったら、反対に懸けられたりなんかして、一緒に『死線』を越えたりなんかしたらソリャもう墜ちるしかないよなぁ…いたいけな少年相手に罪作り過ぎるぜ岩西よ(笑)<だがあの徹底した美学やふてぶてしいまでのプロ意識には、確かに惚れざるを得ないよなぁとも思い。
つーワケで、蝉の野良にゃんこなヒロイン(笑)っぷりに更に拍車が掛かる展開で、もう見ているだけでトキメキが止まりません(病気)
とかいう頭の悪い萌え話をしつつ、徐々に広がりを見せ始めた、背景にある物語への興味も尽きぬ所で。『首折り男』が戦おうとしている『帽子卿』とは何者で、それとの闘争の背景には何があるのか。それに巻き込まれた苺原少年が担うであろう役目とは。そしてそこに蝉と岩西がどのように関わってゆくのか…展開の続きが一刻も早く読みたいです。
カバー裏ネタの桃先生は、むしろよろしくお願いしたい気持ちです(真顔)
あと、新旧な蝉の身長差には萌えを感じます。やっぱ蝉かわいいよ蝉。

■ 『ジゼル・アラン/1巻』
ジゼル・アラン (1) (ビームコミックス)

ジゼル・アラン (1) (ビームコミックス)

20世紀初頭のヨーロッパ。高貴な生まれを思わせる少女・ジゼルは、だが何の理由からか市井に身を置き、アパートの大家兼何でも屋を営み日々を過ごしていた。アパートの住人である家賃滞納青年・エリックをお供に、今日もジゼルは『お仕事』のために街へと飛び出してゆく。
世間知らずなのに好奇心旺盛。そんなジゼルの危なっかしくも、ひたむきで真っ直ぐな活躍や愛らしさには心惹かれるのですが、同時に、その理想意識の高さゆえに『善意の押し売り』と紙一重の我の通し方をする姿には、少々眉を顰めさせられもしたり。
特に2話でのあの態度はちょっとなぁと…彼女がしているのは『仕事』ではない上に、依頼人や関係者の立場や事情や心をながしろにした『善意の名を借りた自己満足』にしか見えないのですよな。
ソレを『結果オーライ』へと転じた彼女の働き(翻訳能力)は素晴らしかったのですが、前述の理由でそれが『彼女の魅力』だとは素直に思えないのです。
…とはいえ、依頼の中から生じる様々な障害や弊害にぶつかり心を痛め、それでも自分と他人の心に誠実であろうとするジゼルの姿勢は不器用な眩しさで輝いていて、やっぱり彼女を応援せずにはいられないのです。
これから少しずつでも『世間』を知っていくのであろうジゼルが、それでもどうか歪まずに育ってゆけますように…と祈りつつ、エリックと同じハラハラとした目線で彼女を見守ってゆきたいと思います。

■ 『ポケットモンスターSPECIAL/36巻』
ポケットモンスター スペシャル 36 (てんとう虫コミックススペシャル)

ポケットモンスター スペシャル 36 (てんとう虫コミックススペシャル)

脅威に対するべく決意を胸に離ればなれとなり、それぞれが懸命の努力を尽くした3人…だが爆弾投下の阻止はならず、伝説の3体のポケモンはギンガ団の魔手に落ちてしまった。
けれど彼らの心は絶望に染まりはしない。知識と意志と感情を、確固と己のうちに秘め、友とポケモンの『仲間』を信じてそれぞれの戦いは続く。
息もつかせず転変する戦況と状況。別々にえがかれながらも密接に結びついた3人の物語と活躍は、そのどれもが手に汗握る熱さで目が離せません。
より悪化する状況の中、それでも彼らの逆襲はこれからこそが本番。異相を露わにしてゆく世界の中で、彼らの新たな活躍がどのようなものになるのかを心待ちにしつつ、3人が集う決戦の時を待ちわびております。

■ 『アステロイド・マイナーズ/1巻』
アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)

アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)

重力のくびきに抗い、大宇宙たる無限のフロンティアへと旅立った『少し未来』の勇敢なるアストロノーツたち。けれどその『想像を絶する異境』にあっても、人とその心が織りなす物語は、今の私達が抱くものと大きく隔たりはしないのだ。
宇宙に生きる人々を通し、様々な角度から宇宙とそこに在る人の姿を語る連作短編集。
著者氏ならではのシニカルな視点をスパイスにえがかれる『あと少しで手が届きそうな宇宙世紀』の寓話は、何とも言えぬリアルな味わい。壮大な舞台の割に、語られているのはごく狭い範囲の『人間のおはなし』で…けれどそのどれもが「えがかれたモノの先に広がる壮大な『夢』に思いを馳せよ」と語りかけてくるような物語で、読みながら想いは果ての果てへとどんどん広がってゆくのです。