10/9/2〜9/5

■ 『ここ10年分のヒロシ。』

ここ10年分のヒロシ。 (ドラゴンコミックス)

ここ10年分のヒロシ。 (ドラゴンコミックス)

ラブやん(1) (アフタヌーンKC)ラブやん』でおなじみの著者氏による日記漫画。
最初のコミックスと2は持っているのですが、その他も補完するとのことで大喜びで購入&爆笑。
いやも〜何度読んでも死ぬほど笑えますわ。マジ超『迷』作!
それにしても、ネタとして公開できる範囲がコレってことは、ソレ以外の範囲ではどんな出来事があったのか…猛烈に気になりますなぁ。その辺りも『時効』ということで含めて頂き、いずれ『ここ20年分』とか『30年分』とかとして刊行して頂きたい所存。わー、長生きしないとな〜自分(笑)

■ 『デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト/2巻』
デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(2) (ファミ通クリアコミックス)

デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(2) (ファミ通クリアコミックス)

跳梁する悪意ある存在から帝都を守護すべく戦い続けるデビルサマナー・葛葉ライドウ。事件を解決するたび少しずつ敵の姿が浮き彫りになってゆくものの、ソレが孕む謎は深みを増してゆき…そして激化する戦いの中で、ついにはタイトルにもその名を記された組織が具体的な姿もって現れた最新刊。
精緻で美しい絵により表現される迫力のバトルに人間ドラマも織り込みつつ、遅滞なく淀みなく進行する物語。余韻は残しつつ冗長さのない「必要なものを必要なだけ」きちんと語る構成が上手いなぁと心底感心させられます。
あと、人間キャラクターの魅力も素晴らしいですが、それにも増して個性豊かな悪魔たちの活躍っぷりにたまらん興奮を覚えますよ。いつか登場しないかなぁ、マーラー様(笑)<いやマジ見たいので、超期待しておりますよ!

■ 『ひぐらしの哭く頃に 燕返し編/1巻』『麻雀は疑心暗鬼を生み出すゲーム』という切り口が、上手いことオリジナルの『ひぐらし』の物語世界にマッチしていて上手いなと。
確かに負けが込むと感じるよなぁ…「自分だけがハメられている感」は(笑)
でもって山田J太氏の作画がかなり萌えツボでたまらぬですよ。
幼女の愛らしさに、少女のはつらつとした艶っぽさ。更には鷹野さんのエロ美しさ…ナース服!ナース服!(大切なことなので2回言いました)
物語の着地点がどのあたりになるのか…は、この麻雀シリーズがどこまで続くか(他の『〜編』もやるのか)次第になりそうですが、何とか圭一に頑張って勝ってもらい、脱衣麻雀展開までお願いしたい!<ソコか自分www
まぁ真面目な話としては、赤坂登場などの変則はあるものの基本的に『鬼隠し編』がベースなので、何をどうしても惨劇オチになりそうな気がしますけれど(『時報』も発動しちゃってるしねぇ…)。
ともあれ続巻を心待ちにしております。

■ 『大奥/6巻』
大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)

長い時間を経て傷つき老いたふたりが、けれど虚飾を脱ぎ捨てた心と魂だけで向かい合った時…そこには将軍と家臣としてではない、互いを求めて寄り添うただの女とただの男の、ただひとつの真実だけが残った。
そうして、大奥の全ての者を『とりこ』にした五代将軍綱吉は、波乱に満ちた生涯を閉じた。
綱吉の『物語』は何とも残酷で無残な…けれどその狭間で光るあらゆる『愛』のかたちが、深い陰影をもって読み手の心に焼き付くようなエピソードでした。
が、その濃密な物語に続く、6代将軍を巡る新たな物語もまた初手から印象深く濃い展開で…しかもこの先がアレて…面白いのですが、引き込まれ過ぎて息つく間がないなぁと(^^;;)

■ 『青春攻略本/2巻』
青春攻略本 第2巻 (花とゆめCOMICS)

青春攻略本 第2巻 (花とゆめCOMICS)

季節は高校三年生の秋を迎えて冬に至る。人生の岐路を控えてそれぞれに心を揺らせつつ、それでも全力疾走する凸凹四人組が迎えるのは受験と卒業と…最後の大作戦は、大切なあの人への一世一代の『告白』で!
爽やか男子高生4人組の連作短編作品、完結。
キャラクターの魅力と著者氏の筆力を思うと、この作品がコレで終わりというのは何とももったいないなぁと、心の底から惜しまれます。
が、ゆえにこそ、この完成度の高さなのかもと納得もしたり。
この先、それぞれが違う道を行き、大人になるにつれて会える機会も距離もどんどん離れたとしても…それでもあの時に各々が感じた気持ちに嘘はなかったのだと思えたら。きっと、何年でも何十年ぶりにでも再会したら「やぁ、久しぶり」とか言いながら、でもまるで昨日会ったばかりのように、彼らはあの時間に戻れるのではないかなぁ…と信じたいのです。
連載中の『赤髪の白雪姫』のようなファンタジー世界のボーイ・ミーツ・ガールも素敵なのですが、この作品のような現代学園モノもまた読みたいなぁと切に願います。

■ 『もののけ草紙/3巻』
もののけ草紙 参 (ぶんか社コミックス)

もののけ草紙 参 (ぶんか社コミックス)

妖し麗しの幻想怪奇譚、今巻も蠱惑的な心象世界の描写とキャラ萌えの二面で楽しませて頂きました。姉御な『手の目』(時に幼女ver.)とそれを慕う小兎のやりとりがたまらぬのです! 萌ゆる!
つーか、ああ、やっぱ当初は『少年』だったのか小兎。でも「いつのまにか女の子に」で大正解です、先生!<いやでも高橋作品的に、『少年』のままだったとしても別ルートで美味しかったろうなぁという妄想も…。
「俺と会う時の“手の目”は 子供のままでいいんだ」という魔実也の台詞に、「さすが分かっていらっしゃるぜ『夢幻紳士』!」と狂喜乱舞してしまいました<いやアレは『手の目』の夢の魔実也だからな<つか自分が喜んでいる理由は物語の語る所の真意とは違うだろ(笑)
やー、でも『姉御』も艶っぽくて大好きなのですよな。
そいや高橋作品は、あんなに魅力的なのに何故アニメ化されないのだろうかと。『夢幻紳士』の冒険活劇編とか、スゲぇ動画で観たいのですが。