抜本対策@嘘喰い


■ いっそ手っ取り早そうだが、イロイロがダイナシ。



■ UP時はもう木曜朝なので、今週の209話感想。
■ 末期の告悔に立ち会う教誨師が罪人に与えるのは、天の国へと至る赦しか、それとも奈落で舐める辛酸たる刑罰か?
■ 先週箇条書きにしていたいくつかの疑問も明らかになった新展開。
というワケで、以下に『知と暴のテーマパーク』に於いて注目の見物となった『ふたつの設備』について、分かっていることのまとめと私的な疑念を記載。

■ 先ずは『血の教誨師 ドティの部屋』

【ゲームの流れ】 (4〜7を[1ターン]とする)
1.入室前に600mlの血液を採血される
2.部屋の左右にある扉からそれぞれ入室し、中央の仕切りの前に立つ
3.輸血装置(相手の血液600mlが装填されている)を装着
4.先攻が相手の珠数を読み[珠の合計数]を[10分以内]に宣言する
5.正解を知る[教誨師](装置)が正誤を判定
6.先攻が外れた場合、後攻も同様に行う(なので1ターンは最大20分)
7.正解を知る[教誨師](装置)が正誤を判定

【勝負の決着とペナルティ】
・双方が外した場合は、どちらも開放
・勝敗が決した場合
 正解者は即解放(そのままパスワード入力装置の元へゆける?)
 不正解者は[相手の血液600mlを輸血するまで解放されない]

【ゲーム補足】
・部屋の扉はゲーム終了までロックされる
・ゲームのターン数は対戦者同士で相談・決定
・輸血装置を外したら敗北
・[ありえない数]をコールしても敗北
・10分以内に[珠の総数]をコールできなければペナルティ(100ml輸血)
・室内で正解を出しても『勝者』にはならない
 (あくまで[最上階でパスワード入力(口座にログイン)した者が勝者])
・今まで[対戦者同士が同血液型]や[輸血して生き残った]ことはない

■ うっかり他の何かを連想する教誨師の名前www
■ 気になったのは『室内でコールした数は相手にも聞こえるか?』という点。
部屋の性質を[相手の珠数を把握するための補助装置]だと捉えると、『コール(各自の認識情報)は相手にも伝わる』ものかと思われますが…いやまぁ要は「そこに『イカサマ』を行う余地があるのかないのか?」という疑念で。
■ あと[教誨師]は、『音声による情報認識により判定を行うモノかどうか?』という疑問もあり(そうでない場合は何らかの『騙し手』が使えるかもなと)
■ 超剛運でもない限りは、1ターンでは決着しなさそうな(少なくとも斑目さんは(パラメーター的に)運には頼れないw)このゲーム。
引き際の見切りが肝心そうですが、どこまでやるつもりなのだろうなぁ…そいや、先攻後攻はどうやって決定するのだろうか?
■ 過去に捨隈が『僅差で勝利してきた』という事実の『タネ』を暴かないと、速効窮地に陥りそうな?(てーか、あるよね『タネ』?)(イカサマのない単なる『神に愛された勝負強さ』だと、対抗するのが大変だ…)
■ 「敵だけが部屋を出てきたら、上階で即拘束して力ずくで吐かせたらDO?」
(盛り上がらぬコトこの上ないですがw)
■ この『部屋』を利用するもしないも自由とのことですが、説明後の様子を見ると、斑目さんも捨隈もコレでヤる気満々に見えます。
が、頭脳戦には向かなそうなマルコがパートナーの斑目チームは、もう斑目さんが『部屋』に挑むしかないワケですが、捨隈チームの場合は両者がこの『部屋』を利用できそうです。単純に考えるとチャンスは2倍(まぁ『敗北』すると戦力に影響が出ますが)。このアドバンテージは活用されるのかどうか?
■ 『今まで[対戦者同士が同血液型]や[輸血して生き残った]ことはない』だそうですが、「今回もそのパターンにハマるかどうかは、まだ分からないよなぁ?」と思い…つつも、物語の過去のパターンから察すると、確かにその可能性(同血液型or輸血後(の処置で)生還)はなさそうだよなとも思い。
とすると、単純に『敗北(輸血)=死』と考えて良さそうな?
■ んで、疑念というか杞憂?
『600mlしか採血しない』とのことでしたが、その[利用料]は、『一度支払えば、以降は部屋がフリー使用できる』ものなのか、『対戦相手が変わった場合は再度支払い』なのかどうか?
600mlは『成人ならば命に別状はない』量とのことですが(ちなみに通常の献血は上限が400ml)、それとてあの斑目さんの健康を損ないはしないかと心配になるのに(笑)



■ で、更に『もし対戦相手ごとに採血の場合(1200ml失血)だったら?』を考えてみる、ネタ的ヨタ話。
斑目さんの身長を170cm前後と仮定した場合、標準体重はおおよそ58〜64kg。60kgと想定すると[身長×約8%]な血液量は4800mlで、その1/3を失うと生命の危険があります。うーん…1200mlなら許容範囲ですが、あの斑目さんだと微妙にヤベぇ気が?(笑)

■ ヨタはさておき、次に『パスワード入力装置』について。

・装置は帝国タワー最上階に設置され、入力はいつでもできる
・あらかじめ登録を行った人物の網膜認証を経て、パスワード入力可能
・[ひとり1回]の入力制限アリ
・3回連続で誤入力すると、設定されているパスワードが無効化される
 (よって3人までしか入力できない)
・ パスワードが無効化された場合、装置や機材諸共に賭郎が撤収
 (いわゆる[親の総取り])

■ と、まぁ当然の如くパスワードの入力には『制限』がありました。
そして先週の撻器の「いや…3人か」という台詞は、参加者への予断(マルコの能力を指しての揶揄)ではなく、単に上記の入力システム上の制限を指してのものでした。
…すまんマルコ、「他に理由があるかも?」と思いつつ、正直『マルコにPC端末は扱えないだろう』と思ってたよ(^^;;)<まぁ今週ので実際の装置を見たら、PCというよりまんまATMっぽいモノだったので、「流石にソレの使い方は知ってるよ…なぁ?」と思いましたが。



■ その他補足と雑感。
■ 『何もかもを思い通りに出来る額(50円)』を、華麗にスルーされたマルコが可哀想やら可愛いやら。
と考えると、きちんと返答してた撻器はいいヤツだったなぁと(笑)
■ 『現在居るロビー階(?)のみが[暴力禁止]』で、それより上の階では特に禁止事項は設けられていない模様。
『ドティの部屋』のみで勝敗が決しなかった場合(いや、むしろそこで勝敗が決した場合にこそ、ソレが以降の肝になったりするか?)、このフリーダムでノーフューチャーなバトルロイヤル推奨ルールが如何様に活用されるのか。
『どのような経緯を辿ろうと、最上階でパスワード入力をした者が勝者』という絶対条件の、『どのような経緯を辿ろうと』の部分が、ものすごい気に掛かるのですが…『ドティの部屋』での勝負も興味深いのですが、むしろその後の展開が怖ろしくもあり、より楽しみでもあったり。
■ あと『血』を『業』と形容していた点に、ふと、撻器を見た夜行さんが回想していた時のエピソードを連想したよという私的メモ。
■ 『失血死』が『楽』だと錯覚してしまうような、『異型間での全血献血』…いやソリャ子供の時に「どうなんの?」とか考えはしたけど、実際に(いやまぁフィクションですが)その効果を知りつつこの『部屋』を考案&実現させたヤツの発想が恐ぇよ!(T▽T;;)<そして何考えてあんなファンシーな絵を外壁に描いておるのか…内実とのギャップがまた恐ぇ!
しかも『過去に何度も使われてきたゲーム』らしい様子に、『賭郎』の411年(1巻時なので今はも少し長いか)の歴史に恐ろしさを感じつつ、興味深いなぁとも思い…『賭郎勝負大全』とかを民明書房で刊行してくれないだろうか?(笑)
■ でもってその一連の怖ろしい説明を自信たっぷりに喜々として行う夜行さんの姿に、「あぁ、ちょっと前の恫喝の時も思ったが、この人はやはり『賭郎の人』なのだよなぁ…」と改めて思い知らされました。
…いや、でもそんな、組織の一員として職務を遂行する夜行さんや撻器の(愉快げな)姿…ひいては今まで見てきた『立会人』の姿を思い返し、「それこそが『賭郎』という組織に愛着を抱き、そこに矜持を持ち従事する『困った趣味人』である『立会人』たちの魅力なんだよなぁ…」とも再認識させられました。
■ とかいう賭郎サイドもアレですが、『目が合っただけで必ず破滅する』って、ソリャどんな三姉妹の末妹ですか斑目さんは?(笑)
…いや待て…経緯を回顧するとあながちシャレになってねぇな…。
■ うーむ何というか、『河豚食う馬鹿食わぬ馬鹿』?
つっても、両方『喰ってる』側だしなぁ…(意味不明なボヤき)