10/10/28〜10/30

■ 『荒川アンダー ザ ブリッジ/11巻』

荒川アンダー ザ ブリッジ(11)(ヤングガンガンコミックス)

荒川アンダー ザ ブリッジ(11)(ヤングガンガンコミックス)

まさかの金星への旅立ちが、読者もよもやの展開に!
本気と書いてマジで度肝を抜かれましたつーか、その後の展開の笑い以上に、リクの『日記帳』の内容に本気で恐怖したというか…。
あの電波絵で描かれた電波な内容に、逆にリアルな『サバイバルな未知との遭遇』の現実味を喚起されて本気で恐かったですよアレ(帰還後のリクのトラウマ模様が、ソレに信憑性を付与しているのも更に怖ろしいという…)
その辺はさておき、ニノさんのウエディング衣装はカラーで見たかったなぁとか…いやでもあの内容でソレもどうか(笑)
いずれ本番…がえがかれるか分かりませんが、その時にこそ是非カラーで!

■ 『日々にパノラマ/2巻』常夏気味の不思議な島の、けれどぼんより明るい日常。
今巻もそのまったり具合と女の子の愛らしさは絶好調。ボーイッシュな智尋が、「可愛かった」と褒められた水着を頻繁に着るようになったというささやかなエピソードに猛烈な愛おしさを感じますよ。かぁいいな〜(ほんわり萌え)
新キャラのみらいちゃんを見ると、あずにゃんけいおんを連想してしまうのは何故だろうかなぁ自分?<髪型も性格も全然違うのにな

■ 『爛爛』
爛爛 (マーガレットコミックス)

爛爛 (マーガレットコミックス)

あずきとちまきは中2の双子姉妹。ちょっとスゴい秘密を持つため学校には通っていないふたりが住む家の隣に、カッコいい同い年の男の子が引っ越してきた。
あずきとちまきといとこの有平。そしてやってきた男の子・琥珀…これは『おかしい』4人が繰り広げる不思議な活躍の物語。でもそこに綴られた気持ちや心は、ちっとも不思議じゃない、私達もよく知るささやかな寂しさと優しさに満ちている。そんなお話。
特異な能力と状況に彩られた作中世界なのに、そこで鮮やかに花開くのは『どこにでもある少女少年の揺れ動く思い』。
そこにある何もかもが、その小さな(けれど決して軽くはない)哀しみも含めて、温かく愛おしい気持ちを抱かせられる不思議な掌編で、あの余韻深い終わり方もあって、激しく続編の読みたくなる作品でした。
同時収録のフルカラーショートストーリー『今日はまっすぐ帰らない』も凄く良かったです。色味の絶妙なバランスとセンスに見惚れて、読む速度がかなり遅くなってしまいました。そしてパッと見すれば『どこかで見たような話』を、『ここにしかないたったひとつの物語』に昇華させる、絶妙なキャラクターとその心理の描写。僅か16Pの中に詰まっているあらゆる全てが、自分に語りかけてくるように感じられるあの感覚。
下世話な物言いですが、あれほど素晴らしい『世界』をたった460円(税込み)で読めるマンガ文化の素晴らしさ…日本人で本当に良かったなぁ自分!<その経緯と着地点はどうなのだ?<いやでも本当に素晴らしいコトですよ!

■ 『ペルソナ4/3巻』
ペルソナ4 (3) (電撃コミックス)

ペルソナ4 (3) (電撃コミックス)

前巻感想時に、『リリカル番長のウホッ銭湯…アレをマンガで読んだら笑い死にするかもしれぬ(笑)』とか書きましたが…実際に読んだら笑いよりもリアルにいたたまれぬ気持ちに…なまじ著者氏の画力が卓抜しているゆえに殊更もの悲しく…(遠い目)
ソリャソレとして、カレー話で超爆笑。
前段階の花村のリアクションと繋がる一連のコンボ、『NEVER MORE 愛情カレーver.』オチの破壊力がハンパなさ過ぎるwww
それにつけても、今巻から既にちらほら出てきているりせちーの愛らしき萌え具合よ…たまらん! 次巻の登場と活躍が待ち遠しいですなぁ!