惑星のさみだれ 10巻/完結記念特別小冊子
- 作者: 水上悟志
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2010/11/30
- メディア: コミック
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全てのあらゆる結果は、彼ら全てが痛みを負いながら渾身で掴み取って成し得たもの…けれど、そこにはかけがえのないたった一つの『奇跡』もあったのだ。
「ありがとう あの子と出会ってくれて」
堂々、かつ超大団円の完結巻。
…うわああああ! 良かった! 本当ぉぉぉに良かった!(T△T)
前述の姫の台詞。彼らの絆が紡いだ優しい力。そうして迎えた『宴の終わり』に広がる、この物語を示すように広がった『景色』…どれもたまらなく胸が痛むのに、その全てが心地よいシーンの数々…あぁ〜…<マジ泣き
あらゆる伏線が回収された納得の終幕のみでなく、読み手として愛を感じて接してきた登場人物たちの『その後』まできちんとフォローされた、『長編作品』に望む全てが集約された素晴らしい『完結』でした。
…や、終わってないよね。続いていくんだよね。先のその先のずっと先まで。
でも約束なんて何もなくて、何かの拍子に終わってしまうかもしれなくて。
それでもきっと、どんな形でも『続く』と信じられる道を歩いて行くだろう彼らの後ろ姿に、自分も勇気を貰える気持ちになれたのです。
そこにある喜びだけでなく悲しみすらも、全てが愛おしいと思える素晴らしい物語をありがとうございました。著者氏のこれからの作品も楽しみに追わせて頂きたいですよ。
■ …という感慨さめやらぬ間に、応募してた全サの小冊子が届きましたよ!
著者氏描き下ろしの『太陽視点のエンディング』でまた涙腺が…。
本編での寂しく不器用な彼の姿を見た時に『いずれ来たれ!』と願った未来が集約されたあの笑顔。そこには絶望や諦念を言い訳に怠慢のまま流されるのではなく、それに抗い勝ち得るために費やした彼の時間の尊さが詰まっているのだなと思ったら…幸せになれよ! でもって雪待さん最高!
…やっぱ死ね!リア充め!(歪曲した祝福の言葉)
他、本作への愛に満ちた豪華執筆陣による作品で満ちた贅沢な小冊子で、入手できて本当に良かったなぁと。
特にお気に入りはおがきちか氏の風巻と白道さんマンガ。公式本編と考えても全く差し支えのない『のほほーん』なおふたりの萌ゆるきっかけネタでほんわりしました。末永くお幸せに。
つーか皆さん白道さん好きですなぁ(笑)<いや自分も好きですが