聖地巡礼@嘘喰い


ゲームセンターCX DVD-BOX7■ ちびマルコちゃん(マルコがちっさい)で、『ゲームセンターCX』なネタです。閲覧層のあらかたを置き去る超配合ネタで陳謝。
同僚から借りたDVD-BOXを観たらば、どうしても描かずにはおられなかったのですよ…(自嘲)



■ UP時はもう木曜朝なので、今週の222話感想。
■ 雹吾がQ太郎を訪ねた理由は、『廃ビルを含む一帯をシマとする鞍馬組によるケジメ取り』であった模様。雹吾から「すぐ死ぬか、搾り取られて死ぬか」のデス・オア・ダイな二択を迫られて応戦するも、雹吾の圧倒的な暴により一蹴され、絶体絶命のQ太郎…の元に現れたのは、まだ幼い姿のマルコ…全裸の。
■ あー…うん、『一目でモルモット扱いが分かる』のが痛ましいなと思いつつ、あまりの絵面のシュールさに、悲壮感よりも先に空疎な笑いが込み上げてきましたよアレ。貫頭衣でも何でもいいから着せとけよ!(^^;)<いやまぁ『全裸の方が、その後のロデムシフト時に於いて絵的なインパクトが大きい』という、作画効果の目的でアレだったのかもしれませんが?
■ Q太郎を「お父さん」と呼び、必死に庇おうとするマルコ(子供)の姿を見て戦意を萎えさせた雹吾の姿には、レオと同じく健全正道な情動と、偏ってはいても人道的な倫理感覚を備える人物なのだなぁと、少し安堵させられました。
が、あの状況に存在するマッパ(笑)なマルコとその周辺環境を含む様子を見ても、特にその『理由』を詮索したりはしない辺りがやはり極道というか、『日常のあちら側な修羅の住人』なのだなぁとも思い。
怒りや欲得で健気な子供を手に掛けるほど腐ってはいないが、ソレに救いの手を差し伸べる程の(というか『類の』?)博愛心やら義侠心は抱いていないという感じ…その絶妙なキャラ造形のバランスに惹かれたりもしますが。
■ で、傍目に見ても明らかに実験動物扱いをされているマルコですが、当人はごく真っ当な勇気と誠意でもって『お父さん』(Q太郎)を庇おうとしていました。
ということは、Q太郎はマルコに対して(常時ではないにしろ、その思惑が私欲であったにせよ)それなりの『優しさ』をもって接していたのだろうかと…コレは逆にいたたまれないというか…その辺りも加味して『廃ビル編』を読み返すとやりきれねぇなぁ…orz
■ という『マルコとロデム』の話を、誰か二次創作でやってくれないだろうか?
■ いやまぁさておき、今回のエピソードは諸々から察するに、10数年〜20年位の範囲の過去話なのかなと?<…って仮定範囲が広いよ! 察せてねぇw
この当時の斑目さんは、もう『賭郎会員デビュー』していたのだろうか、どうか?
■ とりあえず、『マルコのネーミングセンス』は子供の頃から変わりがないことが分かりました。今も昔もやっぱ「モミー」なのな(笑)

■ というワケで、『頭』と『二本の牙』のみを残し、『一敗地にまみれた』かと思われるほどのダメージを受けた鞍馬組ですが、その結果、組織(蘭子)はより強大な毒と力を手に入れることとなった…という顛末。
まぁよく「手足をもがれる」とか言いますが、そもそも蛇には手も足もありませんものなぁ?
■ この顛末から連想させられたのは、かつて『屋形越え』に破れて賭けた全てを失い、『敗者』としての苦渋を舐めさせられた斑目さんの姿でした。
■ しかしこの『敗者』という荊の冠をかぶせられたふたりは、だがその忌まわしき瞬間、どちらもその口元には深い笑みを刻んでいました。
あたかも、自らこそが真の勝者だと言わんばかりに。
■ 双方の、その『敗北』のどこまでが計算のうちだったかは定かではありませんが、このどこか似通った経緯を辿るふたりがこうして対峙するのかと思うと…そして「この『対決』すらも、各々の思いえがく『その先』への通過点でしかないのだろうか?」とか夢想すると、諸々と感慨深い気持ちになったりします。

■ さて、物語は時間を現在に戻して『屋上の死闘』の続き。
二対一ではあるものの、あのマルコに(一時的にしろ)撤退を決意させるのに十分な驚異と破壊力を示したレオと雹吾のコンビ。
「マルコは絶対負けねぇ!」と思う読者にも、「いやまさか…」と思わせるに足る圧倒的なコンビバトルには目を見張りました。
■ で、そんなマルコが窮地を凌ごうと退避した先で見たのは…完全KOな風情で倒れた斑目さんと、その傍らで息も荒く佇む捨隈の姿。
…いやまぁ、場所的にも経過的にも「『こんな所』で死なれちゃたまらん!」ので、生きてはいるかと思われますが。(しかもコレで死んだら死因が『転落死』ですよ。『墜落死』ですらないw)
首から下しか見えないので意識があるのかないのか判じかねますが、生死はさておき安否は気遣われます。
ちうか斑目さん…あんなに頑張ったのに、『不意を突かれて落とされたうえ下になって落ちた筈の捨隈』の方がピンシャンしてるって…(^^;;)
■ さて、そんな光景を目の当たりにしたマルコがどのような行動に出るのか?
そして状況は期せずして(だがある種の予定調和的に)、『[頭]の手元に[牙]が置かれた状態』となりました。<まぁ、その[頭]が正常に機能できる状態であるかはまだ定かではありませんが…(でも斑目さんて、過去の経緯を見ると実は地味に、でもかなり打たれ強いよね?)
一波乱あるにせよ、そろそろ本筋である今回の『賭郎勝負』(正解数を端末入力)に戻って来ますかね?
■ 相変わらず『待つ一週間』は長いですが、この年末年始に喰らった『合併号の2回連続攻撃』を思えば短いモノですよ。でも…早く来て、来週…っ!

■ 以下蛇足(通常感想外の私的メモなのでスルー推奨)
■ んあー、で。
前回感想時にグダグダゆってた『萌え云々』についての結果ですが、結論としては寸止め的に燃え上がりませんでした。
あの3人のパーソナリティや関係性やシチュエーションなんかは非常に熱いのですが、やっぱ『萌え』にはならなかったなぁと…うーん、件の自問については今回のこの結果も含めつつ、以降私的に脳内考察していこうかと。
■ …てかぶっちゃけ、あの姉弟のペアルック具合(しかもあのゴイス柄のスーツ!)を見て、何かを考える間もなく吹いたのが敗因だった気がします。
鹿臣の服とか見た時も思いましたが、どこで売ってんだよアレ!?www
(いやでもどっかで売っていそうに思えるのも恐いんだよなぁ…鹿臣のは浅草で、姉弟のは大阪とかで?)(偏った私的イメージで失礼)
あるいはオーダーメイドだったとしたら、姉弟どっちの要望でデザインした結果がアレなんだ? そして両者の趣味が一緒だったら問題ないが、どちらかがイヤイヤ着てたらオモロ過ぎるwww
■ うん…すみません。やっぱり自分、この作品をマジ考察とネタ(笑い)視点の二極でしか見ていないような気がします…orz
だから二次創作の方に、その欠けた視点(萌え)を求めている部分があるのだろうかなぁという自己分析?(…を掘り下げた文を以下につらつらと書いていたが、『バランス』に偏執する私的に病的なオチになりそうだったので割愛)