11/3/3〜3/6

■ 『ポケットモンスターSPECIAL/38巻』

ポケットモンスター スペシャル 38 (てんとう虫コミックススペシャル)

ポケットモンスター スペシャル 38 (てんとう虫コミックススペシャル)

時間と空間を操る最強のポケモン、そしてソレを手中にして『完全な世界』の創生を目論んだアカギとの決戦が終幕。苦難の続く旅を越えて、培われ刻まれ固く繋がれた3人の絆が結実した決着の形には胸が震えまくりましたよ!
しかし『その更に先(というか根底)にある謎(あるいは問題)』は解決されず、先送りの形で次章に回されてしまい…『ダイヤモンド&パール編』という区切りの終末としては、少々カタルシスに欠ける部分もあったかなと?
とはいえ、ダイヤ&パールと離れ、新たなパートナーであるハンサム捜査員と強力しながら謎と冒険に挑むプラチナお嬢様をメインに据えた新章も、これまでの展開に劣らぬドキワクな物語で!お嬢様かわいいよお嬢様!
いずれはまた3人で合流しての、今度こその『真の決着』の時が訪れることを信じ、お嬢様の新たな冒険を応援したいと思います。

■ 『秘密/9巻』
秘密 9―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

秘密 9―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

ショッキングな展開そのものよりも…作中の超絶にタイトでデリケートな一連の人間関係が、この極限状況を迎えても尚…否、この極限状況に至ることでむしろ新たなバランスを再構築したということに何よりも驚嘆しました。すげぇ…これほど容赦も救いもない状況で、悲壮で無残で怖ろしくて畏ろしくて悲しくて哀しくてたまらないのに…何という美しさだろうかと…。
多分…その行いが一見狂気に見えても、それでもまだ限りなく理性と正気を保っているであろう青木の在り様に、たまらなく胸を掻きむしられます。頼むから、『向こう側』には行かないでくれよ…。

■ 『ひぐらしの哭く頃に/下巻』
ひぐらしの哭く頃に 雀 燕返し編 (下) (近代麻雀コミックス)

ひぐらしの哭く頃に 雀 燕返し編 (下) (近代麻雀コミックス)

疑心暗鬼の虜になり発症(発狂)寸前の圭一を繋ぎ止めた、レナの聡明さと慈愛と漢(おとこ)っぷりにマジ惚れるッ! 流石は最強(最凶)のヒロイン!
鬼隠し編』の『アナザー・解』として基本バッドエンドでありながらも、本編の『解』全てのいい所の要素を上手く取り入れた爽やかな『勝負の終わり』と全ての終幕は、深く深く心に染み入りました。本当に素晴らしい『対局』でした…ありがとうございます。

■ 『鉄腕バーディーEVOLUTION/7巻』当然イラスト集月の初回限定版を購入。つーか『30周年記念企画展』、行きたかったなぁ…orz
しかしコレ、「何か分かる」という筋はともかく、ソレ以外の参加ラインナップはどういった基準で選ばれたモノなのだろうかなぁと?先生の個人的なご交友?
バーディーの『宿敵』のポジションに据えられたクリステラ・レビとの直接対決…そしてその半生の告白を受け取ったバーディーの胸に去来するモノは?
その驚きの真実(どこまでが誠かは、この段階ではさておき)には、読者としてもただひたすらに目を釘付けられ…ちうかチュニカがたまらん萌え過ぎで、レビ少年のやりとりや関係がときめき切ない!
ところでチュニカがバーディーと同じ『シフォン』の性を持つのって、同じイクシオラとしての識別名とかなのか? あるいはバーディーがシフォンの類型(血統ではなくソレを創成したシステムの流れとしての共通性てか?)だからなのか?<いい加減に既刊部分の記憶が曖昧になってきているので、気になりつつもその辺が分からない…

■ 『ああっ女神さまっ/42巻』
ああっ女神さまっ(42) (アフタヌーンKC)

ああっ女神さまっ(42) (アフタヌーンKC)

スクルド大活躍な『当番』エピソード。「未来のスクルドは、きっと姉上さまがたに劣らぬ素晴らしい女神になるのだろうなぁ…」と思いつつ、でもやっぱり今の、ちょっと不完全だけど精一杯真っ直ぐひたむきなメカフェチ小娘なスクルドが大好きだったりします。
そんなスクルドと同じ属性ながらも真反対の思想を持つモックルカールヴィのキャラ造形と、その翻意のエピソードも(ベタでしたが)良かったなぁと。
初めて(改めて?)『女神』を『人じゃない存在』として畏れた蛍一を待つであろう今後の試練。そして「それが最後にしてあげられることでしょう?」という思わせぶりなハガルの台詞。女神達の愛らしさに耽溺するだけでなく、物語としてもまだまだ続きが気になる作品ですよ。

■ 『さよなら絶望先生/24巻』
さよなら絶望先生(24) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(24) (講談社コミックス)

忙しいアピールは重要ですよ!そんなダメ社会人(含む自分)に絶望した!
…いやまー自分は忙しいつーか休みがないだけなんですけども<しかも単に休日の時間を酒代稼ぎの労働に充てているだけという実状…(死)
今巻もハルチリハルを幻視して萌えまくりましたよ。
235話での千里の『間接メッセージ』の細かいポイントをさりげに理解&解説する晴美でトキメキMAX!<病気
まだるっこしげな『仲直り』も、(今はあんなカンジなのに)千里が自分から謝りに行ってる辺りの双方の関係とかね〜も〜たまらん!

■ 『花咲ける青少年 特別編/1巻』
花咲ける青少年特別編 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)

花咲ける青少年特別編 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)

アニメ版の地上波放映終了に合わせたようなタイミングの刊行で、『あのキャラクターのその後(&過去)』を拝めてファンとしては嬉しい限りです。つーか狂喜乱舞。
花鹿を中心に据えた本編に対し、ソレと深く関わりつつ『選ばれなかった彼ら』のサブテキストである本作ですが、彼らの悲しみの成り立ちとそれに関わる人々の切なくも美しい物語を目にしつつ、それゆえの(本作では不在がちなものの)本編での花鹿の存在感と、そんな彼らに癒しをもたらした花鹿の『偉業』についてを暗黙のウチに想起させられて、「あー…やっぱ花鹿は最強ヒロインだよなぁ!」と惚れ直してしまいました。立人は本っっっ当に幸せだよなぁ!

■ 『タヒコマなヒビ/2巻』攻殻機動隊S.A.C.』でおなじみ思考戦車のタチコマ(ンズ)による、ためになるようで実用的ではない『井戸端会議』の議事録つーかネタなマンガ。
ソレにからむ9課面々の、オリジナルの姿からは逸脱しつつも「でも、らしい!」という基本を押さえたコミカルさが愉快な2巻でした。イシカワとサイトーのキテレツ飛行機談義が好きですよ。
しかし正直、そんな中で少佐の言動だけがビミョ〜な感じなんですよな(^^;;)<でもまぁソコも含め、2次作品としての可能性の面白さかもなと思いもします。