11/5/25〜6/3

■ 『メテオ・メトセラ/11巻』

メテオ・メトセラ (11) (ウィングス・コミックス)

メテオ・メトセラ (11) (ウィングス・コミックス)

完結。繰り返されてきたマチカの「ここに居るよ」という言葉が、あれだけの呪われた生を半ば離人的に生きていたユカに、物語の自然な流れの中でようやく彼に実感として届いたことが素晴らしかったなと。
そいやシャレムの「愛しているから、ずっと悲しんでいたかった」(だっけな?)という在り様と、『妖精事件』(@高河ゆん)のエピソードにあった内罰の話(コレは結構自分の根幹に食い込んでおり、いまだにふとその事を考えてしまいます)には共通するモノがあるよな…という個人的メモ。

■ 『LOVELESS/10巻』
LOVELESS 10巻 限定版 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

LOVELESS 10巻 限定版 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

キオには普通の人として草灯と関わっていて欲しかったのですが、めっちゃ組み込まれちゃってますなアレ…つーかむしろキオの方が面倒そうな?
ソレはそうとして、彼のあの大層複雑でデリケートそうな『家族』関連にも心惹かれるので、その辺りもキッチリ補完して頂きたい所存で。
瑤二と奈津生が見せた『自主性』や、立夏を挟んだ彼らとユイコちゃんの関係もいいですなぁ。刊行は牛歩でもいいので、是非ともきちんと完結させて頂きたい作品ですよ(笑)

■ 『ひとりで生きるモン!/4巻』
ひとりで生きるモン! 4 (キャラコミックス)

ひとりで生きるモン! 4 (キャラコミックス)

基本は単発の4コマコメディなのに、うっかりそこいらのストーリーマンガよりも雄弁で魅力的なのが相変わらずスゲぇなと。ちうか下尾瑤子さん(39歳)なんて、サラっとコミックス数巻分のストーリーになりそうな。
…という濃密なのに軽やかな空気感と、暗黙に伏せられた情緒的な情報量を、あえてこのスタイルで笑わせつつ見せて頂けるのが最高ですよ。
随所に挟まれた著者氏のコメントがまた味わい深いのです。

■ 『魔法少女まどか☆マギカ/3巻』
魔法少女まどか☆マギカ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

魔法少女まどか☆マギカ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

完結。あれだけの情報量をコミックス(しかも薄目)3冊にまとめつつ、あまりダイジェスト感も抱かせない著者氏の描写力は素晴らしいなと。(まぁあらかじめアニメの方を見ているので、ある程度自動的に補完されている部分もあるかとは思いますが)
読み終えたら改めてアニメを見返したくなりました。
作品観に添った、さやかと杏子、まどかとほむらのコミックスオリジナルな追加描写も素敵でした。…誰かマミさんも救済してあげて下さい…orz

■ 『とめはねっ!/8巻』
とめはねっ! 鈴里高校書道部 8 (ヤングサンデーコミックス)

とめはねっ! 鈴里高校書道部 8 (ヤングサンデーコミックス)

オープンキャンパスでの決闘も熱かったですが、まさかのトリプルデート(?)もいい具合に甘酸っぱかったです。文化系の青春だって熱いよな!
2名の新入部員も愉快な個性を見せてくれて、ニューフェイスな彼女らが、この先に既存部員達とどのようなエピソードを奏でてくれるのかも興味深い所です。

■ 『GATE7/1巻』
GATE7 1 (ジャンプコミックス)

GATE7 1 (ジャンプコミックス)

中二病全開で美味しい所取りなCLAMP新作。流石のお家芸で安定した引き込み具合は、何だかんだ言ってもやっぱり好きだなと<でも展開が進むに従いタネが明らかになるにつれ失速していくのがCLAMP作品の難だよなぁ…。
そしてもし、コレではなちゃんが男の子だったら、多分一気に醒める(断言)
なので、ならばいっそ最後まで明らかにしないで欲しいなぁと思いますよ。