連載分感想(241話)

■ UP時はもう木曜朝なので、今週の241話感想。
■ 『ヤンデレ』つーと萌え属性っぽいが要は『サイコさん』なので、無駄に実行力があるタイプ相手だともう始末に負えないとかいう話。
そんな『サイコフレンド』マーティンが大活躍の回(迷惑なwww)
■ あー…うん。多分、誰もが予想した通りの展開でしたよね今回は。
まーどんなにしおらしげな態度に出ても、所詮根がは『友達=殺すことが前提の近親感』なヤツだしなぁアイツ(笑)
■ 人は誰しも、『自己の[倫理]や[常識]は、他者とも共有できているものであるという幻想』の元に日常生活を営んでいるワケですが、サイコさんはそこに自分ルール(その大概は『他者の存在や尊厳を踏みにじる形でしか成就しない自己願望の実現法則』)を、表層化させずに織り込んでくるのが恐いちうか。
ちなみに犯罪者はその『横暴の罪悪』を自覚的(計画的)にやっているが、サイコさんはそれを無自覚のままで『正しいもの』として押しつけてくるので、前者と比すると予測しづらいし対処が困難だよなと?
■ 『意図的な悪意』よりも『独善の好意』の方がタチが悪いってのは、その押しつけに対抗しようとした時に『正論』(常識)が通じない故の恐怖なのかもなとか?(まとまらない)



■ ソレはソレとして。「このフロアのADEが消えているのを見逃してたら危なかったね……」という台詞から察するに、蘭子はマーティンの警告を聞くまでもなく、この感電トラップを見破っていたっぽいですな。流石の洞察力です。
■ その上、協力的ではあったモノの限りなくグレーな存在(しかも敵方)のマーティンへの救命措置。加えて彼が告悔したトラウマ話に対して『人道的な理解』を示し、慰めと取れるような言葉までかけて…いや本当に、姐さんは我等読み手の期待を裏切らぬ『仁侠』の格好良さを体現して下さいました。
…まぁ結果はアレでしたが、ここは更にこのキ○ガイを生きたまま屈服させ、姐さんの器の大きさを改めて我等に魅せて頂きたい所存であります。
■ ソリャそうと、「ある男が言ってたね」 「潔く死ぬより 生への執着の方が苦しく辛いってね…」 というのは、ハングマンの時の斑目さんの言動を指してのことなのだろうかなと。
斑目さんが命を賭けて示したことだからこそ蘭子の心に響き、今この局面で『重い言葉』として彼女の口から改めて出てきたのだろうか…とか考えると、色々と感慨深く思われます。
■ しかし私的には、姐さんがそういう形での『自分の弱さを曝け出せる』のは、『友達』じゃなくて『恋人』なんじゃないかなぁという気もしますが。

■ さて、その他の注目点。
■ 電流攻撃で足腰立たぬまでのダメージを負ったレオと雹吾ですが、このまま無抵抗で屠られるほどチョロい人々でもなさそうな気がします。
雹吾の姿が『角から見える足先だけ』というのもブラフ臭いなぁとか?
■ 蘭子は化合液の付着した服を脱げばいいじゃない!脱げばいいんじゃないですか!? <とても大切なことなので二回言いました。
ちうかあちらはさておき、正直蘭子側は(左足首の負傷はあるものの)全然『窮地』というカンジがしないですよな(笑)
■ また、蘭子が「まずはアレを捜さないとね」 「早々にアレを手に入れてケリをつけなきゃね」と口にした(この緊急時に優先される重要度のある?)『アレ』とは何なのか。「そう遠くない」場所にあるというそれを入手することで何の『ケリがつく』のか?
■ 来週あたりであの『通路に残された血まみれのキセル』の経緯や理由が明らかになりますかねぇ?