11/6/23〜6/25

■ 『いぬまるだしっ/7巻』

いぬまるだしっ 7 (ジャンプコミックス)

いぬまるだしっ 7 (ジャンプコミックス)

ネームの密度に「B6版で刊行して欲しかった…」と思う昨今です(年寄り)
少年漫画界にイヤな伝説を産み、世の安直な萌えシチュエーションに一石を投じた(か?)温泉回は超必見(笑)
そして雑誌で読んだ時にも思いましたが、読者参加企画は読者のネタそのものよりも、そのまとめ方の面白さにスゲぇと感心しました。にしてもチャゲアス五七五の上手さには座布団を差し上げたいですな。山田くーん!

■ 『Landreaall/18巻』
Landreaall 18巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

Landreaall 18巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

えーと…DXの恋は実らない仕組みになっていますか?(T▽T)
いやいやまだまだ! ここからひっくりかえるのが萌え&燃えなんだよね…ね!?<やーでも王族貴族の階級制度や文化の厳しさもキッチリえがいている部分も面白さなんだよネ…<いやいやでもソコをひっくり返して欲しいなと是非!
本編の方は、そのものの迫力に加えてその背景にある事情や人間関係の機微にもワクワクする馬上槍試合が熱いの何の! ちうか一番の男前はアプローゼだよね<レディですが(笑)
今回の件もそうですが、『他者の力に拠ることを恐れず、だが決して依存することもない』のがDXの美点のひとつだよなと。『騎士の祝祷』の文言も良かったですなぁ…(しかし『男の子には男性が祝祷しないともげる』というのは、何とも怖ろしい言い伝えだよなwww)
でもって巻末イオンの愛らしさでたまらん転げる! ソレを「いいなー」とかいうティ・ティにゴチンとやるトリクシーもかぁいい…何この妹萌え天国!?

■ 『佐藤くんと田中さん/1巻』
佐藤くんと田中さん-The blood highschool 1巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

佐藤くんと田中さん-The blood highschool 1巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

吸血鬼?な佐藤くんと、その思い人の孫娘(で、吸血鬼への興味が講じて、半ば佐藤くんのストーカー?)な田中さんの、デコボコであっけらかんと愛おしい日常のアレコレ。
平凡(というか凡庸?)とは縁遠い存在やパーソナリティにも、思いや悩みや嬉し恥ずかしの過去と今があって、そんな風に続く暮らしを『日常』と言うのならば…それこそが『永遠』というものなのかもしれないなぁとか。(<イミフ)
「あー…自分は著者氏の『物事の切り取り方と、その縫合』が好きで好きでたまらんなぁ…」と再認識した新作。所々怖ろしくいびつなのにそこから目が離せず、結果編み上がる物語の鮮やかな雄弁さに掴まれるちうか…って、上手く言えませんなぁ。
非常に心惹かれる物語ですが、あとはきちんと終わるかどうかが問題だよなと<いや著者氏の作品て終わらないのも少なくないしwww<まぁでもこの作品について言えば、むしろ終わらなくともいいのかもな?

■ 『ストレンジ・プラス/11巻』
ストレンジ・プラス 11巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

ストレンジ・プラス 11巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

その勢い衰えず(つかむしろ加速)、祝10巻越え&連載100回。このまま『こち亀』に負けぬ記録を目指して頂きたいです。<いやその例えはどうなのか…
つか『ZERO-SUM』創刊からずっと連載してるんですねコレ。(すみません、正直「まだあったんだ、あの雑誌…」とか思ってしまいました)
つかもー羽井が立派なレギュラーキャラになってるしなぁ、そのうちシレっと探偵事務所員になっていそうで恐い(笑)

■ 『密ドキパルフェ/1巻』
蜜ドキパルフェ(1) (ワイドKC 別冊フレンド)

蜜ドキパルフェ(1) (ワイドKC 別冊フレンド)

イケメン揃いの生徒会に、紅一点の副会長。そんな逆ハーレムで乙女ゲー一直線っぽい設定だが、著者氏の作品がそんなに甘くないことは、読者は皆が知っているという(笑)
『お助け系団体が様々な依頼や問題を解決!』ちうと、『ストプラ』や『まかまか』と同じですが、団体の長がまともだという点では新機軸…なのか? いやまー面白きゃあとはどうでもいいのです。<投げんなよ<だがソコが重要
少女マンガ的には、花菜を意識する裏生徒会長・桜井が乙女っぷり溢れる良い仕事をしてるなと…でも所詮はかませ犬だがな!<男には容赦ない

■ 『姉の結婚/1巻』
姉の結婚 1 (フラワーコミックスアルファ)

姉の結婚 1 (フラワーコミックスアルファ)

印象的で繊細で、ミステリアスな物語運びには心ときめきました…が、ぶっちゃけ読みながら脳内ではずっと「但しイケメンに限る!」という台詞が渦巻いていました。いやだってなぁ! やりたい放題(だが純愛っぽいので始末に負えない)だもんなぁ真木は! 訴えられたら200%敗訴するぞコイツ!(笑)
今後の成り行きもそうですが、ヨリが心に抱える傷と過去、そしてそれがどのように変化していくのかがとても興味深いです。何だかんだあっても最後はハッピーエンドだと信じているのですが…ハラハラしますね。