11/6/30〜7/1

■ 『てけてけマイハート/9巻』

てけてけマイハート ? (バンブーコミックス)

てけてけマイハート ? (バンブーコミックス)

「連載が長期化すれば、いずれは…」と思っていたおめでた展開の到来!
まったりのほほんなのぞみもそれなりに大変そうで(しかしやっぱり恵まれた環境ではあるよな…)、そんな彼女の姿に感慨深く、またあの彼女が『母』となりどう変わっていくのかが興味深い所です。
やー…本質的には何も変わらないかもなぁ(笑)<だがソレもまた心地良し!

■ 『Landreaall/18巻』
Landreaall 18巻 限定版 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

Landreaall 18巻 限定版 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

先日通常版を購入読了して感想も書いたのですが、限定版があって小冊子付属だというので限定版を買い直していまいました(笑)
小冊子の描き下ろし28Pマンガは、作中で『芝居』として取り上げられた、DX&イオンの父母であるリゲインとファレルの若かりし頃の一幕。
秘められた過去の『真実の』エピソードと、まだまだ青春真っ盛りなファレルの奮闘にも激しく萌えましたが、他の人々も大層ステキでした。
この作品は主人公とその直近だけでなく、物語に姿を現す人々の全てまでもが魅力的なのですが、この小冊子では、ファレルに道を諭したエンデア夫人の粋なふるまいに加え、ファレルに意地悪したテレザの潔さが心地良い掌編を魅せて頂けたなと。
小冊子付属以外の限定版と通常版との違いは、カバー&カバー下。
限定版の表4は紋章についてのネタでした。こういった物語背景にある設定も常に興味深く面白い作品なので、ソレに対する著者氏の解説(BLOGテキストなど)も含めたガイドブックが刊行されるといいなと切望します。
あと前回言及しなかったのですが、再読したら、イオンの「もし好きな人がいてもそう言う?」という問いと、「うん」と応えたメイアンディアのやりとりのシーンがたまらんかったですよ。
いつも大人びて謎めいて、強く理性に律せられて生きているメイアンディアが、自分の情動に突き動かされて突っ走る姿を見てみたいなぁと思っています。

■ 『コメットさんにも華がある』
コメットさんにも華がある (ジェッツコミックス)

コメットさんにも華がある (ジェッツコミックス)

レナード現象には理由がある』に続き、超有名進学校である私立彰英高校で『職業=高校生』な日常を営む、少々エキセントリックなワケアリ高校生少年少女の青春模様をえがく短編連作集。
ワケアリ男装少女と生徒会長のまったり交友、霊感少女と無自覚祓い屋先生のさりげにあったか未来、富豪少年と貧乏少女の気付けば逆転主従関係、表情に乏しいエジプト壁画系少女とオーラに乏しい芸能人少年。
…とか、端的な特徴だけ書き出すと「どこかで見たような?」と思うような設定も、著者氏のフィルターを通した物語となると、嫌味ないエキセントリックさ&懐かしいのに新しい視界を楽しめるものになるのですよな。
そしてそのそれぞれに、至極自然でさりげなく芽生える恋未満の(だがいずれそうなると確信できる)親密感…たたたまらぬ!
淡々と面白い物語をしみじみと読みふけり、紆余曲折に翻弄されつつもひたすらに清々しい登場人物たちの一喜一憂に心癒される…猛烈にツボで大好きな作品の数々なのですが、ソレを上手く説明できぬもどかしさ…とにかくオススメしたい1作ですよ!

■ 『鉄腕バーディーEVOLUTION/8巻』
鉄腕バーディー EVOLUTION 8 (ビッグコミックス)

鉄腕バーディー EVOLUTION 8 (ビッグコミックス)

決定的にその立場を違えつつ、共に検体として捕らわれたバーディーとネーチュラ。様々な勢力の思惑が渦巻く中でその処遇が図られる中、バーディー(&つとむ)と関わり浅からぬ千秋とゴメスが行動を起こす。
…つか、調整槽に在るバーディーとネーチュラの姿を見たままで素の態度でいられるゴメスはすげぇ! 子持ち妻帯者は経験値が違いすぎるぜ!<言及するのはソコか?<いやでもアレすごい破壊力だよね。
ネーチュラを救出する気満々なバーディーの心意気には惚れるのですが、「それを成した後(ネーチュラの行動次第)で激しく動くであろう状況やパワーバランスがどうなるか?」と思うとハラハラドキワクがとまらぬという…いや流石のネーチュラも、そのまま再戦には挑まぬとは思うのですが…。
ソリャそうと、巻末の皇帝陛下がトホホ可愛い過ぎですよ。てか、まんま本編に組み込んでも存外違和感ないんじゃないかなアレ?<アカンだろwww
陛下×バーディーのフラグが立たぬかなという希望が芽生えました。

■ 『大奥/7巻』
大奥 7 (ジェッツコミックス)

大奥 7 (ジェッツコミックス)

『現在(いま)の在り様』に疑問をもち、歴史の記述を遡った吉宗が辿る『記録の旅』は、ついに彼女が生きる時へと辿り着く。
この流れから改めて1巻を読み直すと、同時に様々な登場人物たちの『生』も連綿と続いていたことが分かり、色々と感慨深いなと…特に藤波さんはトホホいいキャラでした(笑) むぅ、もっかい全巻を読み返さねばな。
この先はもう本当に『未来』。『ありえたかもしれない逆転史』がどのような結末へと至るのか…以降展開からも、ますます目が離せません。