惑星のさみだれ 5巻/水上悟志/少年画報社

惑星のさみだれ 5 (ヤングキングコミックス)戦いに備えて獣の騎士団は夏合宿!…という名の慰安旅行へ。
だが突如現れた泥人形・七つ眼の強襲を受けた騎士団は、アニムスに分断されてさみだれと夕日(と勝手に戦線離脱した三日月)を欠いたまま初の集団戦闘を強いられる。
そんな激戦の合間の日常、突如帰国した母を避けるように隣家の夕日宅へと『家出』したさみだれ。『姫』ではなく『少女』として彼女が抱く、その小さな胸中に渦巻く孤独と諦観の渦に、夕日がさしのべる手は届くのか   
互いに相手を引っ張り上げるように成長し、天にそびえるビスケットハンマーへと挑む夕日とさみだれ…そこにあるのは顧みぬゆえの強さではなく、それを見据えてなお前へと飛ぶ意志の強さ。
そしてついに、覚醒された『あのお方』が満を持しての舞台入り! どうするどうなる獣の騎士団!!
…って、いやもう好き放題ですなぁ『あのお方』。だがソコに(そして食いしんぼさんキャラっぷりに)激しく掴まれた!
そんな『あのお方』に振り回される騎士団の面々(特に「もうおヨメに行けない…」八宵さんで萌え!)に和んだり笑ったりさせられつつ、激化する戦闘に彼らの迎える決戦の凄まじさを予感させられて肝を冷やしたり。
いや…つーかぶっちゃけ連載分を読んでいるのでこの先の展開が…ぁっっっ!!!(T皿T)