09年春の新番ドラマ

BOSS
『優れた能力を持ちながらも、過ぎた個性ゆえに組織から逸脱したはぐれ者たちが、イレギュラー部署で大活躍』という、ある種テンプレートだが個人的に超燃える設定&役者のラインナップに惹かれて視聴。
予想を裏切らぬ魅力的なキャラたちによる群像劇と、爽快なちゃぶ台返し展開のハマり具合が気持ち良かったです。今後まだまだ彫り込んで行けそうな人物像やストーリーに期待していますよ。



名探偵の掟
名探偵の呪縛 (講談社文庫)名探偵の掟 (講談社文庫)東野作品で一番好きなシリーズのドラマ化で期待大…なのですが、肝心の原作の記憶がその構造と、「うん、すげー好きで面白かった!」程度の印象しか残ってないので、小説とドラマの比較検討はできないという…相変わらずハンパない忘却具合(死)
基本、お約束を分かっているミステリファンしか読まない小説版と違い、より消費層が広がるTV版では、探偵と警部の他に「は? 推理モノのお約束って?」というミステリ的常識に欠ける視聴者視点を担う代理ポジション&ツッコミ役の女刑事を新たに配置したのは上手いな…と思ったのですが、コレってTVオリジナル要素ですよね?(もう何もかもがうろ覚え)
原作を猛烈に読み返したいが本棚(あるいは押入蔵書)のどこにあるか分からず、かといって買い直すのも業腹だという…悩ましい。

ザ・クイズショウ
事前の番宣をチラ見した限りでは「『国民クイズ』が原作なのか?」と思っていたのですがそうではなく、昨年日テレで放映された深夜ドラマのリメイク版らしいという…てか、深夜版は主演が片桐仁だったのか!うっわ〜、完全にスルーしてて痛恨の極み! むしろそっちが観たいですよ! レンタルで探すかなぁ。
とはいえ、こちらはこちらで演じるイケメソ顔の櫻井翔によるキャラクター作りが、エキセントリックな主人公像を魅惑的に見せていて、超展開(笑)に妙な重みと説得力を持たせる造りになっているのがオモロいい感じでした。
しかし『状況と人心の巧妙な掌握・操作を可能とする、非凡な話術(詐術)と圧倒的なカリスマ性。しかしその源泉がどこにあるか分からないという謎。更にはその解明を期待させる展開』…って、アレ? コレってアレと共通性が高い印象なのか?(つまりそーいうのが好きなんだね自分は)
とかいう私的メモはさておき、「面白かったでしょう?」と興味本位を礼賛するかのようにうそぶく本間と、それを許さじとする冴島の意思と思想(倫理観、あるいは哲学)の対立…今はまだ、役職の立場はさておき冴島のポジションが弱そうですが、彼女が娯楽至上の物語の流れをどう揺らがすのか(揺らがすだろうなぁ、真矢さまですもの?)も興味深いです。
…で、前述の『国民クイズ』のオチも思い出せず、もやもやする自分です(こんなんばっかだな…てか、マジで脳内の記憶を読み返したい…)

■ とりあえず1話を観て面白いと感じたこの3本は、今期レギュラーで最後まで視聴しようかと。しかし使える時間が限られているため、ドラマの視聴は1期3本でギリギリだよなぁ…。