連載分感想(247話)

■ UP時はもう木曜朝なので、今週の247話感想。
■ 冒頭の『お屋形様vs副総監』の賭郎勝負については後述するとして、先ずは覚醒カラカルvs鞍馬組について。
■ カッコイイ台詞(だがかなり死亡フラグ系)を吐いて突撃するレオと、もはや戦闘不能かと思いきやかなり頑張った雹吾による特攻タッグ…を電光石火で一蹴した覚醒カラカルの超戦闘力の桁違いの凄まじさ。
ド派手な散り様を見せたふたりでしたが、レオはまだかろうじて助かりそうな気がするものの、雹吾は『首グルグル』しちゃってませんかねアレ…。
■ そんな雹吾に「何て 様(ザマ)だい」と最後の『ご褒美』の言葉をかけた姐さんの、誇らしげにも見える表情と、その清々しい態度がとても印象的でした。
■ …が、そんな『スーパー鞍馬組タイム(蘭子ターン)』はそれ以上の余韻を残すことなく『終宴』となり、次なるメインイベントが幕を開けました。(「ちうかアレだけやっても前座扱いだものなぁ…」と思うと、そこはかとなくもの悲しい)



■ この局面でのマルコの登場は『予定調和』ですが、それに続く以降展開が今後どのような形の『逸脱』を見せてくれるのか。かなり興味深い所です。
ぶっちゃけマルコは負けないだろうし、最悪でも死ぬ事はなかろうでしょうし…逆にそのことが勝負にどのような『新たな局面』を開くのかがミソかなと?
■ そりゃそうと、一連の出来事に付与されていたモノローグは『戦略での失策は、戦術や戦闘では挽回できない』という趣旨のものだったと思うのですが、『その運命(摂理)に抗えるのは、過ちを犯していない者だけ』という風な最終節がマルコに付されるに至り、『過ち』の意味が『失策』から『罪』へと意味をすり替えていたような印象を受けたなというメモ。
(なお、上記で言う『罪』とは、『作品内での価値観により量られている、作中の根底にあるであろう[ 因果応報 ]や[ 信賞必罰 ]の原則に則った判定による結果』を指してのことで。)

■ さて、『お屋形様vs副総監』の賭郎勝負。
『警察の闇の案件・20件』(SAT20人のタワーへの突入権)を賭けた勝負で負けた副総監。南方立会人からの『取り立て』を受けるモノの、所持している案件は僅か5件のみで、残り15件を用意できない場合は、彼が賭郎が捏造する新たな『闇の案件』(タワー勝負に付随する諸々の事件込み)の『犯人』とならざるを得ぬという超崖っぷち具合。
■ 以前こんなネタを描いたのですが、実際にはソレ以下の5件しか『タネ銭』を持っていなかった副総監…アンタ賭郎相手に無謀過ぎだろソリャwww
■ しかし『闇の案件』とやら…副総監が知らぬ所にもっとあるのだとしても、『密葬課』などという『始末屋部署』の上長でもある彼ですら、知っている範囲でたった(?)5件しかないって…存外クリーンですなぁ、作中の警察組織は(笑)<いや笑う所かソコ?(^^;;)

■ で、取り立て猶予の対価として副総監に装着されたのが、手を入れた時のリアクションがもうお笑い系のバラエティでよくある『箱の中身当てクイズ』にしか見えない『レッドドラゴン』とかいう拷問具。
器具の下に設置された龍型の容器が血液で赤く満たされる頃には全身の血が抜かれているであろうという悪趣味な拷問具ですが、実際は容器が満たされる前に失血性ショックで死んでそうだよなと。
■ そうなる前に早々に次の勝負を行って勝利せねばならぬ(でないと色々な意味で死ぬ)副総監ですが、頼みの綱の密葬課は、まさに今タワー内部に突入してしまい、勝負の続行自体がが危ぶまれている模様?
■ 密葬課の『二人』というのは、車に乗ってきた課長と運転手のことなのか、あるいは車内に他の同乗者がいたのか?(流石に嵐童はリタイアだよな?)
しかし電話相手(恐らくSAT隊長?)との会話のニュアンスだと、その『二人』しか手勢(密葬課の人員)がいないような?
あるいは隊長以外の『二人』で、残った隊長が丈一と闘ったりする展開もあるのか?<いやでもソコまでやると流石に話がダレるだろうのでやらないか?
■ 更にその突入した『二人』は、間を置かずにロビーにいる撻器&夜行さんと対峙&対決するワケですよな…ってか、この時点で斑目さんと捨隈の勝負はどうなっているのだろうかと。
…すまん、正直『マルコvsカラカル』の対戦よりも、そっち(ロビー階)の方が格段に気になりますよ!(^^;;)

■ …って、今回合併号だから来週休みか!